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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年5月
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2025年5月14日 どく(独白)

 私は人間描写が出来ない。

 他人の感情がわからない。

 小説は読むことが出来る。

 映画を楽しむことが出来る。

 でも、自分で人間を描くことができない。

 心理戦がわからない。

 理解が出来ない。

 なので、友人と約束した話を書くことが、未だに出来ない。

 一人称で書けば出来るとか、三人称で書けば出来るとか、そんな次元にすら至らない。

 まったくもって、他人が何をどう思って感じて言動を起こすのか。それがまったく書けない。理解が出来ない。

 話の流れは思いついても、結末まで進められても、人間関係はまったく薄っぺらで、人間の駆け引きは何一つ描けない。

 だからこそ、私は”お話”を書かない。代わりに書いてくれる人がいるのなら、託すのだけれども。

 そんな夢は願わない。

 そんな夢を祈りはしない。

 私は約束がかなわないと知っていて、かなわないと伝えることをしない。

 もう連絡がつかないから・・・・・・。

 ねぇ、もう私は”お話”を捨ててしまうよ?

 誰かに伝えるための、努力も能力もないからさ。

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