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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年5月
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2025年5月12日 どく

 頭の中がごちゃごちゃしている。心の中がごちゃごちゃしているからだろうか。

 理想と現実の差を、考えすぎてしまうからか。

 無能さをまざまざと思い知らされていく日々に、馬鹿みたいに負けている。

 逃げているだけなのだと、わかっているはずなのに、理解していない。

 常識に戻る手段は難しくないはずなのに、足踏みして、言い訳してとどまっている。

 哀しいとか、苦しいとか、悲劇のヒロインみたいに思い込んでいて気持ち悪い。

 どこをどう間違ったら、こんなくだらない人間になったのだろう。


 あのね?

 自分を好きになれないのは、自分を好きだと思う心を、信じられないからだって、気付いてはいるんだよ?

 自分が無力だと思っているのは、自分の力を馬鹿にしているからだと、知ってはいるんだよ?

 私はただただ自分に向き合うことから、逃げているだけなんだって、気付いてはいるんだよ。

 立ち向かう方法もわかっているんだけどな。でも、怖くなってしまって、逃げているんだ。

 弱いね。私って。

 馬鹿だね。私って。

 それでも、頑張らなくちゃね。逃げてでもいいから、常識に戻らなくちゃね。

 物語の主人公には、なれないんだからさ。

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