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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年5月
566/738

2025年5月7日 詩

 『あることを願うことよりも ないことを望んでしまう愚かさ 消えない人格の人生』


 もしも愛を純粋にうたえたならば

 微笑みのぬくもりを

 感じることもできただろう


 ゆるゆると流れる時間に

 感情をころしていく

 この行き先を見ることはない


 もしも恋の激情に流れられたなら

 別れの冷たさを

 (かな)しく思うこともできただろう


 せわしく行き交う思考に

 過去を忘れていく

 この戻り先を知ることはない


 もしも

 愛情をわかることができたなら

 求めることも

 望むことも

 傷つけることも

 今もなかっただろう


 振り向いた先に影はない

 目の前には光はない

 もしも もしも

 愛を純粋にうたえたならば

 あなたに手を伸ばせただろうか

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