表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年5月
562/738

2025年5月3日 詩

 『愛をうたう』


 風にたなびく白の布

 木々にかかる青の雫

 花に落ち行く赤の糸

 土にかぶさる緑の音

 心にふさがる黒の髪


 光に目をつぶされて

 闇に耳をふさがれて


 心に浮かぶ感情とも

 身体に現れる症状も

 離れられない事実は

 自分自身である事と

 離れられない真実だ


 闇に口をふさがれて

 光に鼻をつぶされて


 愛を唄う私とあなた

 互いに届かない歌を

 愛を唄うあなたと私

 すれ違うだけの歌を

 愛を歌うことをする


 時間の檻から出ない

 死という自由はない


 私は恋をうたわない

 私は恋をうたえない

 私は愛をうたわない

 私は愛をうたえない

 そんな歌を唄うのは


 凪に浮かぶ星のふね

 嵐に行き交う月の音

 雨に流れる太陽の橋

 雲にたゆたう思い出

 風がうたう愛の歌を

 歌うたいが歌ってる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ