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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2023年12月
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2023年12月13日

 今日は通院してきた。大学病院だからというわけではないが、相変わらず患者の多いこと多いこと。外来で見ている先生方は担当患者を覚えていくのは大変だろうなぁ。としみじみ思う。何故なら、私の内科の先生は今回で三人目になったからだ。私自体はそれほど体調に変化のない患者なので確認しておしまいなのだが、他の患者はそう簡単には終わらなかろうと思うのは、明らかに診察の時間が違うからである。

 突き詰めて言ってしまえば、〝仕事〞というもの自体が大変なものに変わりがないので、医師に限ったことではないのだが、対人を必要とする職業は互いの相性だったり、伝え方だったりで問題が起きてしまうことがあるのだから、それを恐れずに(恐れていても表情に出ていないだけかもしれないが)やり続けていることが素晴らしいと思うし、無理しないで欲しいとも思う。

 私が言えたことではない。私は対人の環境から逃げ出した側の人間であるし、その環境に負けてしまった人間だからだ。まあ、逃げ出し負けた人間だから言えるのは、自分の大丈夫は決して信じるな。ってことくらい。

 大丈夫か無理をしていないかは第三者の目で見てもらうのが一番正確だ。但し、無理をしているからとわかったところでどうするかを決めるのは第三者ではない。助言や忠告はあくまで助言や忠告として受け止めておくほうが良い。後々問題が起きることもあるだろうからだ。それでも、無理をしているなら、無理をしすぎているなら、第三者の目を求めた方が良い。

 倒れるよりも、身体を壊すよりも、心を壊すよりも、死ぬよりも、一時の恥や苦痛で生きていくことを選べた方がずっと良い。

 と、経験者として語ってみた。でも、経験者として追加するなら、無理してるつもりも頑張っているつもりも身体を壊しているつもりも一切なかったんだよ。

 一生付き合っていく病気を抱えてしまったからには付き合っていくけれども、金食い虫よな。って思ってしまう私には病人としての自覚がたりて無いんじゃないかと、つくづく思う1日でした。


 あ、ちなみに夢は見なかったよ。

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