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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年4月
531/741

2025年4月2日 どく

 部屋が散らかっていく。

 うつうつさんが滞在中の為、致し方ないことかもしれない。

 しかし、だがしかし、だ。そんな言い訳をして、部屋を散らかして良いわけがない。

 乗り気でなくとも、やる気がなくとも、のんびりと、亀の歩みのごとく、ゆっくりと、ひとつづつ片付ければ良い。

 というより、そうやっていくしか、動けていないのだけれども。

 心の中に、うつうつさんが滞在してしまっている以上、楽観的な思考に至るまでに、いつもより体力も気力も削られていくので、日常平気そうに装っていると、部屋にこもったとき、動かなくなる。

 うつうつさ~ん! どうしたら出て行ってくれますか~?

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