2025年1月15日
今日は小正月であり、七十二候の雉始雊だ。
小正月は旧暦で満月になる日。そのため、お祝いをしたとのこと。朝に小豆粥を食べ、餅花を飾る習わしがあるため「花正月」、年末年始に忙しく働いた女性をねぎらうため「女正月」とも言うそう。
雉始雊はオスの雉が一年で最初に鳴き始める時期だからだそう。
今でも山で、雉が鳴くのを聞くことができるのだろうか?
動物園じゃないのかって? 風情がないじゃないですか、動物園だと。
やっぱり季節のものは、野生でないと・・・・・・(結構な偏見的意見なので、動物園でもかまわないと思うの)
まあ、冗談などは横において、習わしとか風習とかというものは、案外簡単に変わってしまって、忘れ去られていくものなのだと、実感する。
「昔からの」と枕がついたとして、それがいったいいつからなのか、風習の意味すら変わってきそうだ。飛鳥時代からか、奈良時代からか、平安時代からか、鎌倉時代からか、室町時代からか、安土桃山時代からか、江戸時代からか。はたまた、明治に入ってからの風習なのか。
決まり事一つとっても、時代といわれとが、一致したままあり続けるのは難しい。
それでも、「昔は」こんなことがあったんですよ。と言えるくらいの記録は残り続けてほしいとも思う。
”物知り”ではなく、非日常を過ごしたくなったときに、「現代は」ではなく、”昔”を楽しむことが出来るゆとりがあったら楽しそうだ。




