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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年12月
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2024年12月23日

 味噌を作るそうだ。

 私が子どもの頃には、祖母が近所の人と一緒になって、倉庫の一室を味噌蔵みたいにして作っていたのを、ぼんやりとだが覚えている。

 詳細な作り方とか、どうやって作っていたかは、手伝いもしていなかったから、記憶にはない。

 ただ、大釜で大豆を煮ているのを覚えている。

 そして、今は母が自宅で食べる分の味噌を作っているらしい。

 一昨年作った味噌が終わりそうなので、今年は味噌づくりをする。

 なので、麹も作る必要があるらしい・・・・・・。

 らしい。ばかりだが、私はまったく詳細を聞いていないのだ。

 主語のない会話と目的語のかけた会話の中から、たぶんそれが味噌づくりの話だろうという言葉を、拾っているだけにすぎないのだから。

 まあ、今日、麹をつくるために、何かをふかしたのは、正確なのだ。

 なにせ、火の番をしたのは、私なのだから。

 風が強い中での火の番は、やけどと服の焦げと煙との戦いだ。

 はぜた火の粉でやけどしたり、服が燃えないように注意しなければいけないのに、火が消えないように薪を足し、煙に負けずに薪を動かさなければならないのだから。

 しっかりと、小屋を作ってしまえば楽なのだろうが、案外土地の選定等が面倒なのだ。

 ゆえに、今の場所で、日陰の寒さに負けずに、火を見なければならない。

 今年は餅つきの日にも火の番をしなければならない。

 できれば風が弱いといいが・・・・・・天気に要望など出しても通りはしないのだから、対策と準備をしておこう。

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