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2024年10月28日
ミロの版画展を観てきた。
「円環」と「回帰」、「女性への恐怖」。私が作品を観て浮かんだ言葉だ。
作者がどう思っていたのか、どう考えていたのか、研究ではどうなっているのか、私にはわからない。
それでも、何故か「回帰する」はよく浮かんだ。
母に戻るのではない。子どもに戻るのではない。自然に戻るのではない。だが、なぜか「回帰する」のだ。
どこに戻るのか。どこまで戻るのか。答えが出ないままにただ「回帰する」。
作品を観て、良いとか悪いとかの感想ではなく、ただひたすらに「回帰する」が出てくる。印象に残る。
その言葉だけが、泳ぎだしそうだ。




