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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年10月
371/744

2024年10月24日 詩

 『幻想よりも妄想 叶わない夢物語 綴れない話 現実逃避という逃げるだけのこと』


 この身に別の命が宿るなら

 私は私の人生を捨ててもいい

 満足をするとか

 幸せであるとか

 達成感なんてものを

 誰かが代わりに感じているのなら

 それでいいや と


 この身に別の人生の記憶が上書きされるなら

 私は私であることに固執しよう

 過去の罪も

 過ちも罰も

 つぐないも

 私が負うべきもので誰かに譲るものではない

 苦しまなくていい と


 この身に別の魂が宿るなら

 私は私の未来を放置してもいい

 選択と選別の区別もつけず

 安寧と怠惰の差別をせず

 希望と後悔を放棄して

 誰かが”誰か”になれるのならば

 そうあってくれ と


 この身に別の人生の記憶が入り込むのなら

 私は私であることを主張しよう

 終わらない否定も

 循環する感情も

 成長しない能力も

 私が私に決めた上限であることを知っている

 哀しまなくていい と

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