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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年10月
361/734

2024年10月14日 詩

 『秋』


 秋の暑さだ

 日差しも風も夏に似ている

 ただ空気が違う

 ただにおいが違う

 夏のジメジメとした風はない

 夏のジリジリとした日差しはない

 春の若草のにおいはない

 冬の寒さはない


 秋だ

 香りは甘く広がっている

 焼き芋の売り子の声が届く

 家路を急ぐ道はすでに街灯に照らされている

 朝の日差しは目覚めの時に間に合わない

 たき火の炎が心を揺らすのは

 穏やかな天気のせいだけではない


 秋の夢だ

 はらはらと舞い落ちる紅葉の後

 山になった落ち葉の焼き栗

 裸樹にのぼる子ども

 頬張る芋はどこから来たやら

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