表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2023年11月
36/720

2023年11月24日 どく

 他人の一挙一動に腹を立てて動きを止めてしまうのは、悪手でしかない。理解できているのならば動けばいいのに。と相も変わらず自分に呆れている。

 他人の目を気にするというのは、自分が他人をよく見ているからとも言えるので、他人を見なければいいのであって、他人を気にしなければ良いのだ。にもかかわらず、ついつい気にしがちなのは卑屈になる私の悪い性分である。

 さて、腹をたててしまうのは、自分の感情を理解していないかららしい。喜怒哀楽の感情だけでは人間の感情は表現し足りていないということだ。しかし、そんな話があるものかと切り捨ててしまえるほどの感情の表現不足というのはあるだろう。そうでなければあれほど流行り言葉として感情表現が出てくる理由がわからなくなるからである。

 まあ、若ければ若いほど複雑怪奇な環境に生きていかなければならないのだろう。世界が身近にありながら、世界までの距離は全くもって近くないのだ。さらには、知らないことを知らないままにしておけるのに、知っていなければならない学習を受けるのだ。哀れみにも似た感情が湧きもしようが、それは今までの親子では当たり前の流れだったのかも知れない。あまりにも親世代と価値観がずれてしまうのはこれが原因なのだ。そう思ってやり過ごしてしまいたいが···。

 私がもう少し頭を使うことをいとわない人間ならば、こんな怒りもなかったのだろうと、のんびり記憶を消してしまいたい一日になってしまったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ