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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年9月
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2024年9月27日 どく

 現在はリハビリの日々だと思えばいいのだろうか?

 退職前の仕事場では、性格も仕事も否定から入るようなことが多くて、私の元々の性格の自分への悲観性を悪化させた面が、ないわけではない。

 そう気付いたのは、いつだっただろうか?

 勤務していたときから、気付いていただろう。目をそらして、蓋をして、気にしないようにしていたのだと思う。

 30代後半になってきて、人間関係とか家族関係とか、いろいろと面倒になってきたので、リセットしたくなってしまった。

 だから、退職まで踏み切って、人間関係すらリセットしてしまいたかった。

 病に倒れたのは、現状になるまでの一つの通過点でしかなかった。

 私の心は、どんどん幼くなっている。でも、理性は大人としての常識を求める。

 静かに静かに今の自分の死を望む心が、強くなっていく。

 でもそれは、最悪きわまりない結末。

 人生の終わりは、あっけなく、寂しく、静かに、迷惑をかけないように、したくてもがいている。

 「普通」の人の「幸せ」を、私は手にすることはないだろう。出来やしない。

 私自身が私を否定し続ける癖を、どうにもこうにも治せない。

 ああ、涙を流して終わりにできればいいのに。涙を簡単に流せなくなった泣き虫な私は、心を殺すしかなくなっていったから。

 自分自身に、「立ち上がって進め!」と叫んで、その背を蹴って、ののしっている。

 馬鹿みたいに、また同じことの繰り返しなのに。

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