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2024年9月18日
近くで雷の落ちる音がした。大人でも驚くくらいの大きな音だった。
雷のかの字も理解できないくらいの幼子は、どれほど怖かったことだろう。
周りに大人がたくさんいて、すぐに手を差し伸べていることが救いだろうか。
そんな夜の初めの出来事。
雷が光る際も少し音がした。光の音だ。
そこから爆音ともいえる雷の音がするのだから、驚くし、少し怖い。
去年はこんな雷はなかったような。と思い返せば、確かにここまで大きな音の雷はなかったように思う。
今年は雷の年だな。なんて思えば、ああ、そういえば辰年だったな。と連想する。
辰が動いているのか。空のあちらこちらを。
雷の科学的根拠を知りながら、そんなことを思う。
ただただ、すべてにおいて科学的なことで終わりにしていては、怖さが増すというもの。
夢を、幻を、少し話に混ぜて、怖さを和らげる。
生きていくのにも、楽しいとも思う。




