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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年8月 詩の月
316/746

2024年8月31日 詩

 『晦日』


 月の終わり

 祓えの日

 消えた風習

 簡略化される慣習


 日々の連なり

 変わらない日常

 記念日でもなければ

 切り替えでもない


 大晦日でもなければ

 忘れ去られている

 月の終わりなだけ

 カレンダーがめくられて

 手帳の月が変わるだけ


 部屋を綺麗にして

 身支度を整え

 月神様を迎える

 運気が変わるだろうか

 忘れ去られてしまった儀式


 「月日が経つのは早いね」

 そんな言葉が聞こえてくる

 そんな言葉が飛び交う

 大人の時間は落ち着かない


 晦日である

 ただ漠然と思うだけになった

 そんな日の一つだ

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