表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年8月 詩の月
315/734

2024年8月30日 詩

 『夏風邪 薬の服用は”自己”責任 判断できない人が勝手に服用してはいけません』


 それは命の温度

 生き延びる為に必要な熱

 幼子の熱い身体を

 腕の中に抱いて揺らす

 ゆっくりゆっくり

 穏やかに眠れるように

 風邪を治してしまえるように

 祈るようにゆっくりと

 ゆらゆら揺れて

 ゆりかごのように


 風邪をひかないように

 過保護に守れば

 大人になったときに辛かろう

 今はしっかり熱を出して

 自分と戦っておきなさい

 だけれども

 熱くて寒くて苦しくて辛い

 だから泣いてわめいて

 助けを求めていなさい

 そばにいて

 寄り添って

 撫でてあやしてあげよう

 大人になったら

 風邪をひいても

 ほおっておけば治せるから


 それは命の強さ

 生き延びて行くために必要な温度

 大事に大事に持って生きなさい

 大きくなったら選んで良いから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ