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2024年8月4日 詩
『現状維持に至る考察 過去と現在の変わらない一致 憎むべき癖 消したい悪癖 変えられないのは肯定を求めているからにすぎない』
子どものころを思い出す
己の悪癖を考える
家族のせいか
持って生まれた性格か
確かなる答えはもはやない
現在進行形にて
己の性格を推し量る
過去への八つ当たり
家族への反抗心
己への憎しみ
虚栄心の増大
自己肯定感の不安定化
自己愛の行方不明
結局のところ
生きたいと思っているだけ
着地点はいつも同じだ
あきらめた恋
捨てたい愛
憎みたい愛
消したい恋
最終決着は未練にすぎない
正々堂々と勝負をすることはない
己に課した鎖によって
勝負に至る前に勝敗を決する
故に子どもであった過去に
何度でも何度でも
八つ当たりをして
己を憎む
反省は出来ていない
愚かさが露呈するほど
当たり前の事なのだ