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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年8月 詩の月
287/733

2024年8月2日 詩

 『妄想と空想と想像のはざま 無と有の境界線 訪れをしらない』


 かすかな息づかいと薄い気配

 生きているのか 死んでいるのか

 判断がつかない


 温かみのないため息と軽い体重

 たゆたう意識 沈む無意識

 区別がつけられない


 脈拍の低下と脳波の停止

 あるだけの身体 なくなる肉体

 存在の証明論理


 これは空白の鼓動

 それは有線の胎動

 あれは無為の鳴動

 どれが有限の制限?


 落ち着かない汗と流れない涙

 終わらない夜の夢 散り散りになる昼の夢

 無いものの結末を求める


 ないものがあるものとあるものがないもの

 動線の未使用と旧線の活用

 勝利者の不在


 雨の降らない雨と晴れ間のない晴れ

 雲のない曇りと雲だらけの晴れ

 天地が逆転する


 終わらない文言

 終了しないため息

 消えた灯り

 意識は眠る

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