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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年7月
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2024年7月26日 どく

 買い物をするのは、自分の中にある”穴”を埋める行為に等しい。

 私にとっての買い物は、必要に迫られての物以外は、大概(たいがい)そうだ。

 買い物をする以外にどう”穴”を埋めたら良いのか、この年になってもまだわからない。

 恋をするとか、愛をするとか、仕事に打ち込むとか、趣味を楽しむとか、いろいろとあるだろうけれど、どれもこれも中途半端で、どれもこれも真剣になれないのをどうしたら良いのだろう?

 年を取ることは、臆病さに拍車をかけ、恥を恐れ、好奇心の抜け殻を燃やした灰を抱えているに等しい。

 私にとっての老いには、良いものがついてこない。

 つい、自殺の方法とか探してしまった。

 さすがにやらないけれど。後片付けの大変そうなものだったので、さすがにね? 残った人が嘆き悲しむより、「大変なんだけど!」と怒りたくなる亡くなり方は、ごみ箱行きである。

 普通の人生を歩けない人間でも、少しは考えるのである。

 自分以外の人間にかける迷惑は、できるだけ生きている時だけにしておきたいな、と。

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