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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年7月
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2024年7月7日 どく

 暗い話をし続ける人間は大半の人から好かれない。

 明るい話をし続けられる人間の周りには、人が集まる。

 知識として、経験として、私はそう知っている。

 だが、残念なことに私の日常やこの作品にちっとも生かされていない。

 なぜか。

 私が考えることの出来ない人間だからである。

 では、考えることが出来れば生かされるのか?

 否。

 私が私である限り、私は私を変えることは難しい。

 と、いうことを言い続けているので、こいつそろそろ他のネタないのかよ。とツッコミを入れられる方もいらっしゃるかもしれない。

 私が私である限り、私は私を変えないのには理由がある。いや、理由などというきれいなものではない。言い訳と言っていい。

 その言い訳について、家族や友人に相談したことはない。

 知人や元同僚にすら、正確な話はしていない。

 ここで書くつもりもない。

 それは未練であるし、馬鹿なことをした話であるし、八つ当たりでもある。

 世界は広い。同じ日本にいたとしても、連絡を絶てば、二度と会えない人もいる。

 世界は狭い。予期しない場所や物事に、会えるはずもない人がいる。

 私はそう知っている。

 だから、私は書かない。

 暗い話でもあるし。

 会ってしまったらどうするだろう、なんて考えること自体が失礼だと思いながら、考える。

 本当に未練がましい。

 すでに、恋情も愛情もないだろうと思うのだが・・・・・・。

 今はあの出来事によって、私は恋愛に向いていないことが分かってよかったと思っている。

 相手を自分の監視下に置いて管理したいなんて、それはあんまりにも傲慢すぎる。

 たった一人を望むことは不可能だ。

 恋とはそういうものだ。

 物語のような恋愛は現実にはおきないのだから、早く目覚めれば良いのにね。そんな風に思う私もいるのだけれども、目覚めはしない。

 恋愛なんてしちゃいけないんだ。

 自分にそう言い聞かせてしまったから。


 暗い話になってしまった。

 サブタイトルに「暗い」または「うつ」のような副題をつけるべきか検討したくなってくる。

 これはアンケートを取るべきだろうか?

 それとも熟考すれば良い?

 ま、とりあえずの間は「どく」で通します。

 猫が涼しいところを探して、家の中をうろついているので、後をついて行って、涼んでこようと思う。

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