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2023年11月10日 偽
冬の雨に濡れると風邪を引くのである。冷たくて身体の芯から冷えていく。暖めるにはお湯につかるかストーブか暖炉かの火に当たるか迷うところである。
じわりじわりと暖まるには人の温もりがちょうど良い。隣にか、背中合わせかで毛布にくるまりあいながら、暖めあうのがほのぼのとするのだ。
暖炉に火をつけ、煙突と火の間に網をかけて鍋を置き、じゃがいもやさつまいも、玉ねぎなどじっくりと煮込んでいけば、柔らかく温かな食事の出来上がり。
まあ、今日は平日。相手もなく、傘をさして冷たくなった指先を息を吹き掛けて温める。足の指先がかじかんで感覚がなくなりそうで、必死に動かそうと指をジタバタさせてみる。準備されていない為、暖房がないから服を着こんで、部屋を閉めきって、寒さを乗り越えようとする。
一気にきた冬にため息をひとつ。この雨が雪じゃ無いことを喜ぶしかないかな?