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2024年5月26日 詩゜
『 』
時が来た
いざ目を覚ませ
虹が空を染めている
ろうそくの火が揺れた
思い出せ
希望のありかを
遥か彼方から
風はやって来る
鍵のなくなった
記憶の扉を開け
きっときっとある
光を探せ
時が来た
眠りにつく時間だ
逆さの虹が広がる
ろうそくの火が消えた
忘れろ
絶望のすみかを
目の前で
風は吹き出す
鍵をかけて
記憶の扉を閉じろ
時なんて
止まってしまえばいい
時なんて
止まってしまえば
悲しくなることも
なくなるのに
どうしたら止まってくれるのかな




