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2024年5月11日
引き戸を開けたまま、自室の椅子に腰かけて本を読む。
おなかがすいたと猫が鳴きながら近寄ってくる。
「まだ、ご飯の時間じゃないぞ」と声をかけるが、通じるわけもなく。
仕方がないので、猫についていく。餌のおいてある部屋まで。
だが、餌皿にまだ餌が残っている。(こいつ、また好き嫌いしてるな?)と猫を見る。
出窓のある壁に背を預け、私は床に座り、持ってきていた本を読む。
猫は、出窓から差し込む日差しの中に寝転がる。
(お腹がすいていたんじゃなかったんかい)と思う。伸びて横になる猫の腹を足で撫でてやろうかとも思うが、目を細めている猫の姿に毒気を抜かれる。
とりあえず、本を読むことにする。
臆病な猫がせっかくだらしなく寝たのだ。私が動いて驚かすのは後回しでいい。
日差しの中で猫が寝る。
私は影で本を読む。
読み終わってしまったら、動かざるおえないけれど、それまでは(おやすみ)




