2023年11月8日
読んでも為にならないハウツー本に対して大方の人は「時間を無駄にした」とか読むのを途中で辞めたりするのだろう。
今回の一冊はそんな為にならない本だった。使い物にならない訳ではないが、題名と中身と私が求めたものの解離が大きすぎた。
残念ながら活用する場所はないだろうな。と思うものばかりだったのだ。何せ著者の経験から語られることばかりで、ある一定の活動の決められた会社でしか活かせないことが多く、それに当てはまらない場合のヒントすらないのだ。
一対一で書かれた本であるならば、当てはまらないものが多くとも、他人事であることから読み物として楽しむことはできる。ただ、著者対読者として書いているのであれば、もう少し限定した読者宛てであると表記するか、当てはまる項目が一つでも増えるように、いろいろとおおざっぱに書くほうが良いのではないかと思ってしまった。
私は編集者にはなれないし、営業でもない、売り手でもないので、多く売らなければならない側の意見を書くことは出来ないが、あえて限定的な売り方をする、というのもまた良いのでないだろうか?
少数に対して売ると大多数が余るが、その大多数に少数がこうであるという明示ができるならば、大多数はその少数を知るためにかうのではないだろうかと愚考する。
まあ、私はひねくれ者なので、大多数が面白いと思ったものに手を出したくなくなるのだが。