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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年4月
192/733

2024年4月30日 その1

 気まぐれな私はふと思い立って初心にかえることにした。

 というのも、ここ数日書いた内容に疑問を抱いたからだ。なぜ、読む人がいることが前提で書いているのだろうかと。

 そもそもの話、この作品は日記であって日記でないもののはずである。つまり、私が日々思ったこと、感じたこと、起こった出来事を書けばいいし、私が思ってもいないこと、考えてもいないこと、起こってほしかった出来事を書いても問題はないのだ。

 なのに、私はだんだんと自分に”誰かが読んでいること”を前提とした文章を書くことを強要し始めている。それはまったく馬鹿な話で、私がいつか嫌になって投げ出す未来が浮かぶようだ。

 私が感想もレビューも受付していないのは、例え読む人がいて感想やレビューが来たら、影響を受けて書き方を変えてしまうことを恐れたからだ。(アクセス数を見て、読む人がいるというだけで、書き方を少しでも変えている現在、まったくありえない話ではなくなっていることが、腹立たしいことだが。)

 だからこそ、初心にかえることにした。

 私が私の文章を好きになれないのは、私が書きたい文章を書けないからだ。書けないのは、自分の中にある感情や物語を、即座に文字に変換できないせい。慣れていけば、どうにかなるだろう、と思って、この作品が出来上がっていっているのだ。

 私は私が書きたい文章を書くための訓練で作る作品で、誰かにおもねる必要はないだろう。

 物語となった文章に対して批評をもらうべきだ。

 まだ今は文章の直しをもらう時期ではない。そこまで上手くなっていない。そう私は思っている。

 なんて、好奇心旺盛な甥っ子や姪っ子の遊び相手をしながら、私の好奇心は一体いつから行方不明なんだろうと考えてしまった午後に、浮かび上がってきた私のこの作品への初心。

 誰かの目にとまっているとしても、それは「ゆめうつつ」。つかの間の出来事。そう肝に銘じて。

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