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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年4月
165/737

2024年4月3日 詩

 『別れ話』


 突然のお話で申し訳ありません

 寝耳に水と驚かれるでしょうが

 心して聞いていただきたくて

 「お別れです」


 さようならも

 ありがとうも

 ごめんなさいも

 幸せだったよとも

 言えないけれども

 静かに

 脈を打つ音が止まるので

 「お別れです」


 楽しかったことも

 苦しかったことも

 悲しかったことも

 嬉しかったことも

 言い合えないけれども

 知っていること

 知らないこと

 知ってほしいこと

 知ってほしかったこと

 まだまだあったけれども

 「お別れです」


 お迎えがきたので

 さようなら

 涙と笑顔が欲しいです

 哀しみと安心をあげますから

 お迎えが来たので

 まいります

 「お別れです」


 いつかどこかで私のことを

 話していただけたら

 その時顔を出しますね

 見えないでしょうが

 見つけられないでしょうが

 顔を出しますね

 でも今はさようなら

 「お別れです」

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