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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年2月
117/734

2024年2月14日 詩

 『雪柳の咲く道で』


 春の雪は暖かい日の中に静かに溶けていった

 西洋タンポポの黄色い花びらが水路と道路の隙間から顔を出している

 桃の花も梅の花も桜の花も菜の花も

 すみれもチューリップもカーネーションも

 咲いて咲いて咲いて

 目に入る風景のあちらこちらに彩り豊かな息吹が広がっている

 その色彩をすべて飲み込んで白く埋め尽くす雪は

 春が来たのに気付かずにいる冬将軍のうたた寝のせいだろうか

 一人何かの歌を口ずさんで歩く

 その道もまた白い

 風が吹いて目の前が白くなる

 春の“雪”はまだ彩りを教える一幕

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