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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年2月
113/745

2024年2月10日 偽

 縁側に広げた座布団の上で昼寝を楽しむ。暖かい日差しのおかげでただただぬくもりにひたっていられる。丸こいぬいぐるみをお腹の上にのせておく。一緒に昼寝するのだ。

 ゴロゴロゴロ

 私もましてやぬいぐるみも出せない音が耳元でする。頭の左側が少し前からぬくぬくとふわふわと暖かいを超えて暑くなってきたなと思ったら、寝ている、本物の猫が。

 ニャンモナイトになって日向でお昼寝を考えたのは、私だけではなかったようだ。今日は風もないし、綺麗に広げ座布団は午前中の日差しでほかほかしているのは事実だ。

 まあ、寝ているのを起こす理由もないので、私もそのままでいる。と、右足が重い。少し顔を持ち上げて覗いてみると、二匹目の猫が人の足を枕に寝ている。

 『これは動けなくなるやつだな』

 程よく暖かい場所の真ん中に陣取っているのが私なので、猫たちからしてみれば私が邪魔なのだろうが、少しは遠慮してくれていると思うべきだろうか?

 とりあえず、今日は特に用事もやることもないので、猫たちが動くまでか、私がどうしても動かなきゃいけなくなるまで昼寝しようと思う。


 で、16時。太陽は傾いて日差しも弱くなっているのだが、私は暖かい。私の頭の左側にぬいぐるみが来ているのは、自分で動かしたからだ。少し暑くなって動かした。なのに、お腹が重い。三匹目の猫が、堂々と居座っている。

 『かんべんしてくれ』

 ゴロゴロとのどを鳴らして寝ているものだから、動かすのが可哀想でどうしようかと悩む。だが、そろそろ日が沈むので、夜の準備を始めたい。仕方がないので、心を鬼にして猫を動かす。

 私のお腹から座布団の上に動かす。すごく嫌そうな顔をしながら、しかたないな。って言うような表情をして伸びを一つ。それでも、もう一度寝るらしい。


 18時半。夕飯。猫たちも夕飯。縁側の座布団は押入れの中へ。明日も天気が良いなら、猫のために座布団広げようかな、と猫バカな私は考えているところ。

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