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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2024年1月
100/720

2024年1月28日 詩

『時間』


 檻の中で息づいている

 檻から出ようとして

 ひたすら出口を探した

 やっと見つけた出口は

 鍵も扉もなかった

 見えない壁の外は

 何も見えない

 でもたくさんのものが見える

 抜け出そうとする

 すごく簡単そうに見える

 あちらこちらに穴があるから

 それなのに

 穴に近づくと逃げたくなる

 こんな檻の中に居続けたくない

 そんな思いは声にもならない

 檻から逃げたいけれど

 外に出たくない

 息が止まるわけでもなさそうなのに

 息が止まりそうなほど

 檻の外は寒そうで何もなくて

 同じような檻がたくさん見えて

 檻の中にたくさんの人がいる

 誰もが檻から出ようなんてしてなくて

 時折 檻から出ていく人は

 一瞬にして消えてしまう

 まだ(ここ)にいなきゃいけない

 でも(ここ)から出たい

 なんて矛盾した感情


 デチャダメダヨ?

 ジカンカラニゲラレル

 イキモノナンテ

 イナインダカラ

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