小噺その3〜未練タラタラな自説的恋愛理論〜
あらすじと本文は関係ありません。が、本文で感じているようなことを抱えてあらすじのような私生活を送っています。
呼ばれてないのにジャジャジャジャーン。どうも、書常時雨です。今日は家で第一志望の大学の二次試験を解いてて1歩も家から出ていないため、人との接し方を忘れてしまった。そんな感覚になるし暗い気持ちになるからあんま居たくないけど間に合わない。センター試験まであと70日。小説投稿は何故か時間を惜しまない。変わってるなと、自分でも思う今日この頃。
さてさて、今日の小噺は男の失恋について。俺も高校に入って3回ほど失恋を経験している。って、人と比べれば多い方だろう。周りから見て俺は可哀想な恋多き男なんだろう。1回目は10ヶ月近く続いて俺から振ったがダラダラ続いていただけだった。2回目はマイヘアの彼女で(詳しくは小噺その1)3回目は受験を理由に1ヶ月も付き合わずに別れた。「お前が付き合ってもろくな事がないな」とまで言われている俺であった。だから失恋に関しては普通の高校生以上に語れる自信はある。だから偉そうにこうやって題名まで経験者ぶって書いているわけですよ。
まあ、俺も男だから思うが本当に男は馬鹿である。恋愛に関しては永遠に素人である。それに対して女性は何だろうか、初めて付き合うような人でも恋愛に関しては玄人のようにタイミングも仕草も絶妙なんだこと。だからTwitterによく出てくる恋愛している私可愛い系「はぁ、なんでこんなに辛いんだろう?」とツイートしている女以上に男は辛いと感じているんだろう。女は電気が走るような痛みだったら男は鈍器で殴られたような痛みだ。いつまでも残って思い出す度に打たれた場所を押されている感覚だ。
それは付き合ってた頃の思い出も同様、否、それ以上消えないのだ。例えるならタトゥーを入れたように消えずに今も体に刻まれているようだ。風呂に入る度に左胸を見るとあの時のタトゥーが見えて思い出してしまう。忘れようとしても頭から離れなずこびり付いて取れないようだ。今でも授業中、勉強中、夢にまで出てくる。あの花火大会のこと、川の近くで2人でまったりしたこと、シャボン玉が飛んで目の前で弾けたこと、路面が凍っているのに坂道を登って学校まで行ったこと……どれも頭から離れないんだ。今でも気胸で胸が痛いのか思い出が胸を痛みつけているのか分からない。それに加えて後悔がヒシヒシと音を立てて胸を締め付ける。息ができないほどだ。
つまり、男ってそーゆーやつだ。共感した人もしてない人もいるだろう。むしろ男の方がヘラヘラしてないか?って思うかもしれないが強がるのが上手いだけ。相当な事がないほど男って強がってヘラヘラするんだ。言葉にだって上手くまとめられない。言葉で伝える以上のことが頭の中で散乱としているから。それが本気の恋であればあるほど収拾がつかなくなっている。
つまりだ。どれだけ前の恋が本気だったかで前に踏み出せるか出せないか変わってくる。真面目な人ほどその期間が長くなる。もう、馬鹿みたいだな。男って。
どんな痛みでも失恋と死別の別れは慣れないもんだ。それは俺がヨボヨボのジジイになろうとも変わらないだろう。