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104話 結婚式のプランニング!

 とりあえず、予算を聞く。

 たとえ領主だろうが、そこはきちんとしておかなければならない。


「街の税金で生活している身ですので、質素で御願い致します」


 なんて、いい領主なんだ!

 具体的な金額の提示をされないので、少し不安だが……


「分かった。 後日、こちらから連絡する」

「御願いしますね」

「ニーナも一緒に帰るか?」

「はい、一度戻って差し支えなければ、明日にでも伺おうかと思っております」

「そうですね。 用意があると思いますし荷物が多い様であれば、御連絡頂ければ業者を用意致します」

「業者は必要ないかと思いますよ」


 ムラサキが話に参加する。


「そこのタクトは、引っ越し業者も兼ねてますから!」

「そうなのですか!」


 ……引越しの手伝いしたの、ローラだけだろ!


「まぁ、何とかなるがニーナの荷物はそこまで無いよな」

「はい」


 ムラサキには、【アイテムボックス】の事は、まだ皆に秘密だと再度念押しが必要だな!


「リロイ様、奥様ともう少しお話をしてからの方が、良いのではありませんか?」


 マイクが引き止める。


「御迷惑ではありませんか?」

「いえ、そんなことはありません」

「そうですか、有難う御座います」


 リロイとニーナ、マイクにお礼を言われて、部屋を出る。

 マイクには、行き方は分かるのでここで良いからと、ふたりへのサポートを御願いした。


「……タクトが絡むと、毎回問題が起きるわね」

「問題解決したんだから、褒められてもいいはずじゃないか?」

「そうだけど、驚く事が多すぎるのよね!」

「あぁ、その通りだな。 お前、本当は厄病神じゃないのか?」

「ムラサキ、そんなこと言っていいのか?」

「なんでだ?」

「ん~その昔、疫病神を救うためにギルド内で冒険者達を、必死に説得していたの誰だったかな~?」

「なんで、お前その事を! シキブ!」

「えへへへ」



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 宿に戻り、領主の結婚式のプランニングをする。

 日程は、あまり遅くならない方が良い。


 用意の事を考えると、五日後の新聞で結婚した事を街に伝える。

 ローラ経由で、新聞社に依頼が必要だな。

 出来ればローラに写真機も借りたい。


 街を御祝モードにして、その二日後に式を取り行う。


 式場は、領主の屋敷で関係者のみとする。

 その後、噴水の広場を開放してバルコニーで街に向けてお披露目ってところか!


 警備は、冒険者達とクロにシロで何とかなるだろう。

 新郎新婦の服も、クロとシロに製作をして貰うとするか。


 シロとクロには、本当に面倒を掛けるな。

 今度、御褒美でも上げるとするか。


 今回は採算を考えるよりも、結婚式を広める広告費と考える方が良いか?

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