3話
まぁ2回目の転生では魔法を極めることに精を出していた私ですがエルフの寿命は結構長いみたいで3000年くらいは生きてたような気がします。
まぁ研究室を作ってそこに引きこもってたんですけどね。
賢者様とかたまに呼ばれるようになったけど賢者の石なんて作ってないからそんないわれはないと思う。
でも怪我した時にすぐ治るように魔法薬を開発したっけ。
ガラスでよく指先を傷つけちゃうんだよね…
なんかたまに勇者?とか呼ばれる人が来たりもしましたね…
基礎の基礎すらできてない残念さで哀れだったものですから基礎の“き”ぐらいは教えてあげましたが。
まさかそんな簡単なことを奥義と呼ばれるとは思いませんでしたけど。
王様に呼び出されたことも9回ぐらいはあったかな?
実はエルフの寿命自体は300歳くらいらしく王が変わるたびに私が呼ばれていたらしい。
そのせいで礼儀作法が大変だった…
鬼……あの時の弟子たちはまさに鬼だった…
最後は弟子たち全員が集まって見送ってくれました。
満ち足りた気持ちでしたね。
嬉し涙まで出てきましたよ。
で寿命が長くなった原因なんですが今思えば魔力を垂れ流さずに自分の体内に保持し続けたのが理由だと考察しました。
まぁ普通の人は寝ている間に垂れ流してしまうんでしょうけど私はそんなことなかったみたいで……まぁ一応天才ですし?
自分で言ってて恥ずかしくなりますが……
まぁそんな感じです。
2回目の人生…エルフ生?は魔法に捧げました。すごく…満足です…で老衰。
死因が2回とも老衰なのはいいことですね…
まぁ転生する時の死因全部老衰なんですけど。
で次は3回目の転生ですね…
まぁいわゆる獣人?と呼ばれる種族に生まれました。
まさか自分の耳がモサモサになるとは思いませんでした。
お湯をかぶると耳の中に水が入りそうになるし耳の根本は結構筋肉が凝るし…まぁ音が聞き取りやすいのだけが取り柄だったように思います。
尻尾もありました。
自分の意思で動かせるようになるまで時間かかりましたよ…というか1メートルより少し長い尻尾って…まぁ鍛えたら孫の手みたいに背中かけるし、物も掴んで引き寄せれるので便利でしたけど。
どうでもいいことかもしれませんが3回目の人生で私は武道に目覚めました。
万年引きこもりのインドア派…外が嫌いなわけではありません。
ただ今まで没頭してきたことが室内でやるべきものばかりだったからです。
魔法は実地で使わないとわからないこともありますから、たまに砂漠にお出かけしましたし。