『ファッション』 『お料理』 『補習』
『ファッション』
麗華「やぁ、雅くん」
雅「……なにかしら、麗華さん? それにその服は」
麗華「男装よ? 好きでしょ?」
雅「別にそんなこと……ありませんわよ」
麗華「それじゃあ気を取り直して……雅、俺のものになれよ」
雅「………………」
麗華「お前、可愛いな……ちゅーしてやろうか?」
雅「あの、えっと、その……」
京子「まさに、百合を殺す服やなぁ〜」
麗華「京子、俺のものになれよ?」
京子「うちも? どないしよぉ〜迷ってまうなぁ〜」
麗華「あなただと面白くないわね……」
雅「そうですわよ!わたくしだけにしてくださいなっ」
麗華「なぁ〜に? この欲しがりさんっ」
雅「違いますのよ……これは違いますのよ!」
麗華「ふふっ、何が違うのかしら? 顔が赤いわよ?」
京子「雅はん、うちのものにならへん?」
雅「もーっ! ぷんぷんですわ! みなさんわたくしをバカにし過ぎですわよ!」
『お料理』
雅「やりますわよ!」
麗華「ダメよ」
雅「やりますわよ!」
麗華「ダメよ」
雅「どうしてですの?」
麗華「貴女お料理出来たかしら?」
雅「………出来ますわよ?」
麗華「おかゆ作るのに4時間かかった人が何を言ってるのかしら?」
雅「また、バカにしてますわね! 今日は3分で作りますわよ!」
麗華「そんなに早く出来ないから。 いい子だからあっちでお茶でも飲んでいてねー」
雅「む〜っ、また子供扱いしてー! 怒りますわよっ」
麗華「こっちは子供じゃないのにねー はい、ドーナッツ置いといたわよ食べてねー」
雅「いただきますわっ」
麗華「ふふっ、さて早く作っちゃおっと♪」
『補習』
先生(雅さんはどうして毎年、英語だけ補習なのでしょう?)
先生(……ほかの科目の成績はそこそこですね、英語だけ壊滅的と)
先生「明日の補習でどの程度のレベルか確かめてみましょう!」
*
先生「雅さん、お昼ごはんは英語でなんでしょうっ?」
先生(このくらいの問題なら、流石に分かりますよねっ)
雅「……………」
先生「……ヒントは雅さんがいつも食べているものです!」
雅「弁当」
おわり!ですわ!