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『テクタクトー』

雅「今回は前回の予告通り一 1話完結作品となりますわ!」


先生「先生が活躍しますよー!」




雅「せ〜んせっ♪」


先生「よいしょっ……あら、雅さんどうしましたか?今日はもう補講も終わりのはずじゃあ…」


雅「それ、お持ちいたしますわ。先生ったら前が見えておりませんわ」


先生「む〜っ!先生は大人なので持てます!大丈夫なんですっ」


雅(このままでは、先生が転んで怪我をしてしまうかもしれませんわ……なんとか、お荷物をお持ちして差し上げませんと………そうですわ!)


雅「先生【マルバツゲーム】ってご存知かしら?最近出来たゲームですのよ。このゲームに勝った方が荷物を多く持つのはどうかしら?」







先生「わたしに【マルバツゲーム】を挑もうだなんて雅さんいい度胸ですね…!」




雅(まさか!?先生が【マルバツゲーム】経験者ですって!?あの口振りからしておそらくマスタークラス…!始めて5日のわたくしに勝ち目は……)


雅(最初の【じゃんけん】を制すしかありませ………



先生「じゃ〜んけ……



雅(!?…掟破りの【最初はグー】の省略!……これでは、間に合わな………くっ!)



先生「……〜ん……ぽんっ!……ふふっ先生の勝ちみたいですねっ」


雅(やられましたわ………先生相手に【じゃんけん】を取られた…!このままではやられてしまいますわ)



先生「雅さんがグーかパーを出す事は分かっていました……人は咄嗟の際にチョキは出せないんですよ。ですので先生はパーを出す事によって高確率で勝ち、引き分けの2択だった訳です」



雅(くっ……!先生はそこまで計算して【最初はグー】を………ですが!)







先生「もしかして、まだ勝機があるとでも?……うふふっ本当に雅さんは甘いわぁ…!」









占星せんせいわれ、契約にしたがなんじことわりを示す、顕現けんげんせよ!我が名は占星せんせい!」





その刹那空間を覆う漆黒、全ての現実が闇と化す。日常、思い出全てのことわりの閉演。


そのの理は十二支じゅうにしいち、世界を創造したモノ、それは太陽、または世界、して示すのは全。





占星「先生の真名まな真の理は【占星せんせい】如何なる事象、事柄に対し先制する。」



占星「視えるわ……貴女の罰が…!ふふっ、そこね…!」



雅「まさか…!?固有結界ですって!?それにこのアビリティ…!2つでしたのね」



雅(わたくしの書く×が見通されているこのままでは……!)






先生「わたしの【円卓ニ記サレタ記憶】から逃れる事は出来ませんよ……楽しかったわ、雅さん…!」









雅「ヴェントー」








先生「……っ!……ばかなっ!?どうして……視えない、視えない視えない!何故?……雅さん、貴女………いったい…!」







雅「【弁当ヴェントー】理の改変、そのモノの意味存在全てを別の事柄に置き換えさせてもらいましたわ!」



占星「そんな……そんなアビリティがあるものですかっ…!それに【豊かな胸元アヴァロン】ですって!?全てをその胸に収めようというの!?」





雅「これで分からなくなりましたね、先生?」


占星「ですが決着がついた訳ではありません……【じゃんけん】に勝利したのはわたしだという事をお忘れじゃないかしら?」


雅「まさか?ほら、早く○を書いて欲しいですわね…!」


占星「いい度胸ね……それじゃあ遠慮なく………」









京子「麗華はん、あの2人は何してはるんやろか〜?」


麗華「雅さんったら今日は一緒にお昼を食べたいからって呼び出しておいて……はぁ」



おわり!ですわ!


麗華「これ、あの時のネタそのままじゃない!」


雅「このネタをやっておかないと使えないネタがいくつかあるようでして……」


麗華「はぁ、もういいわよ。それでタイトルの『テクタクトー』って何なのよ?」


雅「マルバツゲームを英語にすると『tic-tac-toe』と言うのですが、子供の頃海外の人にそのゲームを教わった作者には、テクタクトーと聞こえたそうですわよ」


麗華「子供にありがちなやつってわけね」






読んでくれてありがとー!


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