『夏休み』 『先生はおヒマ』 『はんなり』
『夏休み』
雅「夏ですわ!」
麗華「どこにもいかないわよ」
雅「どうしてですの麗華さん!?」
麗華「暑いからよ」
雅「行きたいですわ! 行きたいですわ!」
京子「ほなら、うちと甘味処へ行かへん? うちのすいば教えたるさかい」
雅「ご一緒させていただきますわ! それでは麗華さんごきげ––––」
麗華「待って」
京子「んー? 麗華はんどないしたん〜?」
麗華「わたしも行くわよ! 準備してくるから待ってなさいよ!」
雅「ふふっ、早くしてくださいねっ」
『先生はおヒマ』
先生(本日は雅さんが補習に来るとはいえ、先生は夏休み期間中とってもヒマです)
先生「ですが! 学校には人が少ないという事は……!」
先生「ふふふっ」
*
雅「先生、またプールで遊んでらしたのですか?」
先生「……ち、違いますよー」
雅「先生、お肌がこんがりと焼けていますわよ?」
先生「ちょっとヒリヒリします……」
雅「ベビーパウダーを塗って差し上げますから、こちらに……」
先生「優しくしてくださいね? ……んっ! 優しくって言ったじゃないですかっ」
雅「うふふっ、ごめんなさいですわ♪」
雅(日焼け後からして、スク水を着用されてましたわね……)
『はんなり』
京子「麗華はん、実はうち新人さんやさかい」
麗華「急に何を言ってるのかしら?」
京子「えぇんや〜、それよりも今日はほんにあっこいの〜、お天道さんもあないに高こう場所に上がりはって。お疲れやろなぁ〜」
麗華「ふふっ、そうね」
京子「どやろ、この後一緒にどんつきのお店でまったりとせんか〜?」
麗華「構わないわよ」
*
京子「ごめんください〜、うちは……せやなぁ、このおせんとおぶを貰えるやろか〜?」
麗華「わたしはそうね……抹茶プリンと、コーヒーをいだだけるかしら?」
京子「えろうはんなりとしますなぁ〜」
麗華「あなたを見てる方が落ち着くわよ」
京子「そないなこと言いはっても奢らんさかい」
麗華「ちっ……」
おわり!ですわ!