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そんなオレが、ある日、ヤクザの頭に呼び出されて、



「お前ん、VRやっとる言うとったなあ?」


もしかして、ゲームのことで、また怒られるんかなと思ってたら


「VRの中で覚醒剤は売れるんか?」



「はい?」


「だから、VRネットゲームあるやろ? そこをヤクの密売の拠点にするんや。なあ、できるやろ?」


確かにやろうと思えばできる。仕事しながらVRできるなら言うことないし、


「できます!」


「そうかそうか! 良く言った! じゃあ、おまえ、平井組の頭になれ。そこの組員、自由につかってええけぇのう!」



「ちょ!」

唐突過ぎて話が見えない。俺がヤクザの頭だって?

サラリーマンでいったら、課長クラスが、いきなり社長クラスに昇進する様なものだぞ


平井組は小さいとはいえ、組員は30人もいる。平井組とは、今はオレが所属してる山口組山口総会からの直轄子分組織になる。組員は本家より少ないもののの現場で最前線にいる兵隊であり、

血の気が多いやつらの集まりである。

そんか猛者たちをオレが束ないといけない。


本家山口組が表向きな会社組織とすれば、平井組は裏側で表組織を支える暴力団組織だ。そんな平井組がもし警察にパクられることになったら、芋ずる式に本家山口組に迷惑が掛かる。責任はとても重い役回りであり、正直自信がない。 それに平井組といえば兄貴達(サラリーマンでいうとこの系列会社の社長やら部長のこと)のシノギになってる。おいそれと下っ端の俺なんかが手を出したら、勘違いされてなにをされるやら……




「おい! 返事をせんかい! ちゃんと聞いとんのか(われ)は!」


「はっ! はい! もちろんやります! かしら張らせていただいます!」


勢いで返事をしてしまった。


「ほな、さっそく取り掛かってくれ、組の方にはもう連絡しといたけえのう」


「あの、一つよろしいですか?」


「なんや、まだあるんか?」


「はい、平井組の頭の件について原の兄貴は、なんと言っているでしょうか?」



原の兄貴=原誠司は誰よりも任侠的で上下関係に厳しい


「あ、そういうことか、お()ん、肝っ玉が小さいのう! そもそもコレ、原自身の提案だから大丈夫や」


???


どういう事だ?


なぜ兄貴分が舎弟みたいな立場になる必要が?


「ええから、お前ん、はよ行ってこい! 後のことは、腹に聞けばええから!」



ふとネット検索したら平井組平井一家という、ほんもの組織があったわ(笑)

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レビューは、お勧めする内容でなくとも全く構いません。お勧めのできない理由や、ここがツマラナイ等なんでも構いません。 否定してこそ、新たな創造が生まれると思っているので、勉強させてください
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