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スルガニャン物語2  作者: サイコー君
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スルガニャン物語2(8)

 お辞儀君が体を張ってくれたおかげで警備員の問題はなくなった。

 俺たちは全員、車から出て建物に近づいた。このまま中に入ろうとするが、ここで新たな問題が生じる。

 扉の取っ手を掴んだが全然開こうとしない。よく見ると、取っ手の傍にカードを通すような機械が設置されていた。

 社員証かな? そういうものを通さないと中に入れないパターンだ。これは困った。

「サイコーさん、ぼくに任せてもらえますか?」

「由宇君。……いいけど、なにか手があるの?」

「この手のタイプは比較的古い型ですね。なんとかなりそうですよ」

 そう言って由宇君は鞄の中からなにか怪しげな機械を取り出し、それをカード読みきり機にかざす。

 機械の大きさは懐中電灯ぐらいのもので、盗聴器を探すような動作だった。そして……。

 ――ギィ。

 開いた。こんな短時間であっさりと。

「うまくいきましたね。さ、中に入りましょう」

 扉が開いたことに対しては嬉しいのだが、確実に罪を増やしていってるような気がする。うーん、複雑な心境。

「貴殿野郎さんのケータイに電話しましょう。居場所がわかりますよ」

「でもたぶん電源は切られているよ。それでもわかるものなの?」

「えぇ、どうしてわかるかは……企業秘密ですよ」

 あ、はぐらかした。俺に説明しても理解できっこないと思ってはしょった。……ま、それが正解だな。

 四階までしかないとはいえ、ただやみくもに探すのでは効率が悪い。ここは由宇君に頼らせてもらおう。

 結果はすぐにわかった。

「……四階ですね。反応がありました」

 じゃあエレベーターで向かうとするか。

 一階には人がまったくいない。こそこそと隠れる必要はなかった。このまま一気に四階まで行こう。

 四階に着くと今までの雰囲気がガラリと変わる。照明がついていない。……いや、ついている。奥の部屋だけに。

「あの明るい部屋……あそこに貴殿野郎が」

「ですね。まだ生きていたらいいのですが」

 不吉なことを言う。でもこういうのドラマだと、すでに死んでいる、なんてパターンはよくある。

 しかしあの貴殿野郎が死ぬとは思えない。殺そうと思ってもなかなか死にそうにない奴だ。ここまで来たんだ。どうせなら生きていてくれよ。

 先頭を進むのは由宇君だった。俺がそのあとに続く。

「ん? ちょっと待って下さい。人の気配がありました」

「貴殿野郎の?」

「歩いているような影が見えたんですが……シルエットだけだったのでなんとも」

 シルエット? だったらわかるじゃないか。髪型がバッハなら貴殿野郎だ。

「由宇君、髪は見た?」

「髪は……たぶん、バッハっぽかった……かな?」

 ぽかったら、おそらく貴殿野郎だ。あんな髪した奴なんてめったにいない。

 よかった。この階には彼しかない。

 五人がホッと胸を撫で下ろした。さっきまでの緊張感が薄れ、足を早める。

 部屋の正面に立ってドアノブを回した。

「――おい、貴殿野郎。助けに来てやったぞ」

 そこに貴殿野郎がいる。当然そう思っていた。……が、部屋の中にいたのは初めて見る男。

 身長が百九十センチ以上ある。かなりでかい。

 髪は天然パーマで巻いていた。貴殿野郎のそれとは似ていたが黒髪だ。シルエットだけではほとんど見分けがつかない。なんと紛らわしい。

「なんだ? お前は?」

「あ……すみません。ちょっと部屋を間違えました」

 部屋を出ようとしたとき、奥のほうに小さくなって屈んでいる男がいた。

 口にはさるぐつわがつけられている。怯えた目と、特徴のあるバッハのような髪。

 今度は見間違いではない。貴殿野郎だ。

「お前、もしかしてこいつの仲間か?」

「いや、あの……違います」

 男の迫力に驚いて、つい言ってしまった。

 こんな奴がいるなんて聞いてないぞ。警備員なんかじゃない。まるで屈強な体をしたアメリカ兵やロシア兵のような印象!

 もし格闘戦になったらまず負ける。ここは体制を整えて……。

「バイボーボボ(サイコー殿)! バブボボボ(助けてござる)!」

 あのクソ貴殿野郎。このタイミングで言うんじゃねぇよ。

「サイコー……? お前らもしかして、駿可屋の者か!」

「いえ、なんです。駿可屋って? 和菓子屋ですか?」

 男の視線は俺の足元に……。まずい、もしかしてスルガニャンを見ているのか?

 サングラスをかけた猫なんてスルガニャンしかいない。もしこの男がスルガニャンを知っていたら俺たちのことがバレる!

「スル……ガニャン? ということは、お前……サイコー君か?」

 まずい、バレた! どうする? 話し合いで解決できそうな奴か?

 答えが出る前に男からパンチが繰り出される。この軌道、直撃する?

「サイコーさん、危ないっ!」

 由宇君が俺の前に飛び出た。男のパンチを腕で受けるが、後ろに吹っ飛んでしまう。

「由宇君っ!」

 壁に背中を思いきり打ちつけて、そのまま崩れるように倒れた。

「あ……うっ……」

「大丈夫? 由宇君?」

 男に後ろを見せてしまった。俺はケツを蹴られ、デコが壁に激突した。

 頭が割れるような痛み。俺は由宇君に覆いかぶさるようにして倒れた。……こいつ、いきなりこれかよ?

 男は相当駿可屋のことを恨んでいる。ベックオフの関係者だ、それもかなりの重役だ。

「……この男、ベックオフの社長だ」

 そう言ったのは塔子さんだった。彼女は鋭い目つきで男を威嚇する。男も彼女の実力を見抜き、そう簡単には仕掛けてこない。

 脳がぐるぐる回っているような感じだ。平衡を保てない。目も掠れ、まともに焦点は定まらない。

 そんな悪状況の中、俺は塔子さんにもう一度確認する。

「と、塔子さん。社長? 今、社長って言った?」

「そうだ。インターネットで何度か見たことがある。もちろん今のような怖い顔はしていないがな。いきなりの暴力、ベックオフが潰れることが決まって気でも狂ったか?」

 これに男は答える。

「駿可屋! お前らさえいなければ我がベックオフが業界トップだったものを。貴様らのせいだ! 毎日毎日、CDの入ったダンボールを送ってきて。倉庫が駿可屋のダンボール箱だらけだぞ!」

「送ったのは我々ではない。駿可屋で商品を買っていただいたお客様だ」

「そんなことどうでもいい。……なぜだ? なぜお前らはあんなにCDを安く大量に、客に提供することができるのだ? わたしにはわからん。なぜだ?」

「――それは人望だにゃ」

 横から割って出てきたのはスルガニャンだ。

「父上?」

「塔子、お前は下がっていろにゃ。……おい、ベックオフの社長。中古CD屋が潰れたら店の在庫はどうなると思うにゃ? ゴミ収集車にでも持ってってもらうかにゃ? ウチではそういう業者のために業者向けの買取サービスを行っているにゃ!」

 そうだ、駿可屋は業者にも優しい。そのサービスの質が認められ、口コミで広がっている。

 倒産すれば駿可屋。それが業界では当たり前になっているのだ。なんといっても買取金額が高いからね。


 駿可屋では、メーカー・問屋・個人事業主バイヤー様・同業者様・同人サークル様からも積極的に買取をさせていただいております。

「大量に余った在庫を処分したい」「倉庫に眠っている在庫を整理したい」「新商品と入れ替えたい」などなど、そんなお悩みを駿可屋が解決します!

 新品商品はもちろん、中古商品、店頭展示品など駿可屋が買い取らせていただきます。

 お値段は交渉の上、業者様価格にて買取させていただきます。

「こんなものでも大丈夫?」みたいなものでも、まずはお気軽にお問い合わせください、だ。


「うぬぬ……なら、なぜベックオフには業者が売りに来ない? おかしいではないか? ベックオフは業界ナンバーワンだぞ。駿可屋は世間に言えないような裏取引をしているんじゃないだろうな?」

「裏取引? 脱税とかそういうこと言ってるのかにゃん? ……違うにゃ。そもそもお前の言う業界ナンバーワンとはなんにゃ? 資本金の大きさを盾にして、でかい顔してるだけの会社に、どこの業者が買取申し込みをするんだにゃ?」

「うっ――!!」

 決まった! さすがスルガニャンだ。痛いところを突く。

 スルガニャンの言うことはもっともだった。……信頼関係。それはお金では買えない。

 相手を思いやる心がないとそれは築けねぇんだよぉっ!

「ならば! バッハのような男が、勝手に本社に侵入し、勝手にFXなんぞをやって損失を出したことはどう説明するんだ?」

「それは知らないにゃ。貴殿野郎が勝手にやったことにゃ。文句ならあいつに直接言うんだにゃ」

 バッサリ斬るところがスルガニャンだ。不正行為には厳しい。

「う……、うわぁぁ――――ッッ!!」

 男がスルガニャンを捕まえようとするが、スルガニャンは華麗に後ろに跳び、攻撃を回避した。

「なにするにゃっ?」

「スルガニャン……ベックオフはもう無理だ。倒産だ! だったら駿可屋も一緒に滅んでくれよ。一緒にさぁ」

「なに言ってるにゃ。駿可屋にはお客様が待ってるんだにゃ。こうしている間にも注文が入ってるにゃ。遅延しないように、さっさと貴殿野郎を渡すんだにゃ。そしたらこっちから貴殿野郎を警察に送ってやるにゃ。それでいいにゃ?」

 とりあえず貴殿野郎は警察行き確定か……ま、仕方ないな。

「スルガニャン、スルガニャン、スルガニャン……スルガニャーンッ!!!!」

 なにを言ってもダメだ、この男。完全に正気を失っている。駿可屋のトップである、スルガニャンがどうしても許されないようだ。

 くそ、こんなときに体が動かないなんて……。

 由宇君は気絶していた。だとしたら今動けるのはスルガニャンと塔子さん、お辞儀君だけだ。

「――ぼくに任せて下さい! スルガニャンッ!」

 一歩前へ出たのはお辞儀君だ。だが、彼の体格からして勝てる相手じゃない。どうするつもりだ?

「ぼくには長年ずっと頭を下げ続けて鍛えられた背筋と首筋がある。そこから繰り出される頭突き(お辞儀)はきっと岩をも砕くはずだ! くらえっ、お辞儀君・スペシャルヘッドバぐはああああぁっ!!」

 頭突きをする前に倒されてしまった。弱い……。

「女、お前も邪魔する気か?」

「わたしはスルガニャンの娘だ。父上を襲う輩に背を向ける道理はないッ!」

 男が塔子さんに襲いかかる。右手を伸ばし、塔子さんの肩を掴もうとした。

 それを塔子さんは左手で軽く捌き、空いた右の拳で男の顎を突き上げた。

「ぐっ……お……?」

 塔子さんは後ろに引いて距離を取る。男はどうだ? 倒れたか?

 ……いや、踏みとどまった。顎への一撃は強烈だった。なのになぜ沈まない?

「貴様、なにか武芸をやっているな?」

「ふ、ふふ。目が覚めたよ。女……やるな。お前もなにかやっているな? その動き、とても素人とは思えん」

「格ゲーから学んだ。自己流だ」

「自己流か。はっは、さすがスルガニャンの娘だな。やっていることがまるで意味わからん。わたしは学生時代、プロレス同好会に所属していてね。体力だけは自信があるんだよ」

「そんな奴がベックオフの社長だったとは思わなかったな。体力バカか? どうりで鈍いはずだ」

「なにィ……?」

 これは塔子さんの挑発だ。わざと男を怒らせ、隙のある攻撃を誘っている。

「スルガニャンもお前も死ぬがいいッ!!」

 男の取った行動は渾身の体当たり!

 しめた! これなら寸前でかわせば自爆する。塔子さんは腰を落とした。避けるタイミングを見計らっている。

 ギリギリまで男を引きつけて横に避けようとした。が、それに合わせて男も移動。

「なにっ?」

「すまないな、高校のときはラグビー部だったんだ」

 男が拳を振りかぶる。塔子さんはそれを肩で受けた。

「うっ……!」

「へへ、どうだ? 効いただろう」

 ダメだ……。すげぇ痛そうに顔を歪めている。右腕が動かないんじゃないかな?

 これってもうスルガニャンを守る人が誰もいないってこと?

「お前、おいらたちの仲間をよくも……」

「へっへ、スルガニャン。お前もこいつらと同じようにしてやる。わたしの怒り、思い知るがいい」

 スルガニャンは端に追い詰められていた。広い場所なら飛び回って逃げられるものを。

「うぅ、まずいにゃん。このままだとこいつに捕まるにゃん」

「いいコだ。なにもしないよ。だからおいで、さあ……」

 スルガニャン……スルガニャン……スルガニャンッ!!

 俺は力を振り絞って男の足にしがみついた。

「くっ、なんだお前? まだそんな力が残っていたか?」

「スルガニャンには傷つけさせないぞ。お前は俺が倒してやる」

「はっは! わたしをか? その体で? 冗談も休み休み言え。この死にぞこないが!」

 男は俺の頭を踏みつけた。でも俺は足を離さない。

「サイコー君、手を離すんだにゃ! おいらのことは放っておけばいいにゃ!」

「そんなことできるかよ……スルガニャンは駿可屋のアイドルなんだ。絶対に傷つけさせない。それに俺……愛しているんだ、スルガニャンを」

「サイコー君……」

 俺はあっけなくマウントを取られる。男の体重に胸にのしかかる。く、苦しい……。

「スルガニャンの前にお前を先に殺してやろうか、サイコー君!」

 こいつ、俺の名前も知っているんだな。まさかスルガイヤーなのか?

 くそ、意識が遠のく……。

「サイコー君!」

 スルガニャンの声が聞こえる。でも、こっちに来ちゃダメだ。スルガニャンもやられてしまう。

「サイコー君、がんばるんだにゃ!」

「スル……ガ……ニャン」

 男は俺の首を掴んだ。そのまま首を締めて殺す気か?

「ぐっ……」

「死ねっ! サイコー君も! スルガニャンも! 駿可屋のすべてがなくなればいいわ! ハッハッハ!」

 もう、ダメだ。マジ、死……ぬ。

 手を伸ばすが男には届かない。この体勢だ。将棋で言う詰みに近い。

 今まで、ありがとう。スルガニャン、塔子さん、由宇君、お辞儀君……スルガニャル子さん。

 俺、先に死ぬよ。ごめん。

 もっと皆と一緒に駿可屋を盛り上げたかった。俺が死んだらブログは誰が更新するんだろう?

 読者はどうなる? お客様はどうなるんだ?

 スルガニャンを悲しませたくない。スルガニャンはいつも笑ってなくちゃいけないんだ。

 そうじゃないと俺はあの世に行けないよ。

「サイコー君、これを使うんだにゃ!」

 俺の手になにかが当たった。それは固くて片手で握れるサイズのもの。

 俺はそれを確認することなく拾う。そして、スルガニャンが男に向かって言った。

「ハンパにゃい……? おい、ベックオフの社長! 答えるにゃ!」

「え? なに?」

「続きの言葉にゃ! ハンパにゃい……?」

「か……買取力?」

 隙ができた。スルガニャンが作ってくれた隙だ。

 男はスルガニャンのほうを見ていた。俺がなにかを手にしたことに気づいていない。

 反撃するなら今しかなかった。

 俺はそのなにかを振り上げた。

「がああああああぁぁぁぁ――――っっ!!!!」

 男は悲鳴を上げる。手応えがあった。男の目を突いたのだ。

 目は人体の急所の一つ。体が大きいだの小さいだの関係ない。この男も例外ではなかった。

 この勝負、もらった!

 男は俺から離れ、屈んで目を押さえていた。俺は近くにあったパイプ椅子で男を後ろから一撃する。……それで男はようやく、おとなしくなった。

 目潰しに、背後からの武器攻撃は卑怯だって?

 しょぼい俺がこんな大男に勝つにはこんなことでもしねーと無理だろ。

 これでも奇跡だっつうの。

 俺は床に転がっている黒いものに気がついた。

 ……なんだこれ? 俺には見覚えがあった。

「あ、これ。もしかして……」

 この黒いものはスルガニャンがいつもかけているサングラスだ。同時に悲鳴が上がる。男の悲鳴ではない。スルガニャンの悲鳴だ。

「うにゃあああああああ――――――――ッッ!!!!」

「スルガニャンッ??」

 スルガニャンは過去に脳移植をしている。スルガニャル子さんもだ。

 その結果、目に後遺症が残ってしまった。

 直接、光を目に浴びることは厳禁。それを防止するために彼らはいつも黒いサングラスをかけている。

 スルガニャンがサングラスをかけないのは部屋を真っ暗にして寝るときだけだ。

 スルガニャンが光を目に受けることで、これほど苦しむなんて俺は知らなかった。

 ……そんな大切なサングラス、なんで俺に渡したんだよぉ、スルガニャン!

「スルガニャン! サングラスをすぐかけて!」

「うにゃあ、うにゃあ! い、痛いにゃ! 目が痛いにゃ! サイコー君、サイコー君!!」

 スルガニャンは体をジタバタさせ、サングラスをかけることすらできない。

 俺が無理やりスルガニャンにサングラスをかけようとしたら、爪で手を引っ掻かれてしまった。

「スルガニャン、しっかりして! お願い!」

 どうしよう……スルガニャンのこの苦しそうな声を聞くと、俺まで胸が苦しくなる。

 あ……あれ?

 頭がクラクラするな。こんなときに。

 そうだ、俺もいろいろ重傷だった。ベックオフの社長に頭をガンガン蹴られて……。

 やばいぞ、今になって頭の痛みが本格的になってきた。やばい、本当……。


 ――もしかして、死ぬ?

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