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第四話 異世界での出会い

しばらく時間がかかってすみませんでした^^


今回はわりと長めに書いてみました!

 静かな路地裏に、風がなびく。もう一つの世界は、「訪問者」を躊躇なく迎え入れた。ごく普通の日常が流れているこの世界にも、エレンのいた世界からは不可解なところがあるのだが。


 暖かく、静かな場所。

 異世界への(ゲート)を潜り抜け意識を失ったエレンとストラウスは、そんな雰囲気を感じてた。

……………それもそのはず、二人は民家のベットで寝かされていたからである。

 目を覚まさない二人を呆れて見つめる、一人の少女。見た目はエレンとさして変わらないような感じで、おそらく同い年であろう。一向に目を覚まさない二人に、少女の心に後悔が浮かび始めたころ、エレンはピクリと目を覚まし、飛び起きた。


「…………ここは…?…ていうかきみは?」


 エレンには冷静を欠く ということがない。こんな時にも、いつもと変わらず落ち着きを保っている。

………それがこの少年の個性というべきものなのだろうか。


「……やっと目を覚ました!!起きないと思いかけた!!」


 少女はまず不満を少しぶつけ、いきさつを話してくれた。


「あたしは、アルン。ここの前に落ちてきたんだけど、あなたはだれ?」


「…俺はエレン。…「完成された世界」を目指してる。」


 名乗ったエレンの横で、ストラウスはまだ目を覚まさない。呆れたといった表情をストラウスに向けたエレンは、静かに立ち上がった。そしてアルンはエレンをテーブルに招き、お茶を出した。


「「訪問者」だったんだね。…思った通り。」


 エレンに疑問が浮かぶ。思った通り・・?

 エレンが思うよりも、このアルンという少女はただものじゃないのかもしれない。ワンルームのきれいな部屋で、エレンは今までのことを話した。話の途中でストラウスも目をさまし、少し戸惑っていたが、エレンの冷静さを見て落ち着いていた。


「………………で、目が覚めたらここにいた…?」


「ああ。信じてくれるかはわからないけど…そうなんだ。」


 エレンがそう言うと、ストラウスは古びた文庫本サイズの書物を取出し、言った。


「エレン。先代のじじいが言ってたんだけどさ…こっちの世界じゃ、ほとんどの人が知ってるみたいだぜ?」


 そう言いつつ、古文書を見せる。古文書には、両世界の通り名と、移動の制約について書かれていた。

 エレンのいた世界は・・「動き出す世界アンダー・ザ・ワールド」と。

 アルンのいる世界は、・・「辿り着く世界トップ・オブ・ワールド」と。

 どうやらこの三つの世界は、上から、「完成された世界」「辿り着く世界」「動き出す世界」の順に位置していて、下から上にしか移動できない。


「なぜ、最初から見せなかったんだ?」


「いやぁ、わるい。忘れてたんだ。」


 きまりが悪そうに、ストラウスは呟く。…………なんか抜けてるなぁ。しかし、エレンは思ったことを、口には出さないようにした。


「…こんなものまで見せられたら、なんか信じれる気がするよ。」


 アルンは興味深そうに古文書を読みふけってる。ペラペラとページをめくる音が、妙に心地がいい。気が済んだのかストラウスに返すと、立ち上がって嬉しそうに言った。


「エレンとストラウスさんのことは信じてみる!!………だから、これから行くとこに、ついてきて!!!」


 エレンの脳裏に、一つの言葉が浮かんだ。

………嫌な予感。おそらくストラウスも感じているはずだ。ろくなことがない気がする。


森の中


 街を出て、二人はナツホに連れられ森の中まで来ていた。


「………つーかさぁ、アルンちゃん。街中にいた人のほとんどが武器持ってた気がするんだけど。あれはなんだ?」


 ストラウスが抱いていたこの世界のおかしな点をアルンに尋ねる。街中では大勢の人とすれ違った。そのうち、すべての人が共通して武器を所持していたのだ。まるでオンラインゲームにログインしたかのような感覚だった。


「そっちの世界では、みんな武器持って無いの?」


「あぁ、少なくとも稽古以外では俺は持ったことがない。」


 エレンは、村の大人に、剣術を教わっていた。ひどく荒々しい剣術だったが、教えてくれた師のアーサーはかなり強かった。……なんでも、数年前は一国の国防騎士団長だったらしく、国に不満を持ち村へ引っ越してきたらしい。

エレンは、剣術を教えられていたことを二人に昔話のように話した。すると、何気なく発したアーサーの名前に、ストラウスはとても驚いていた。


「………アーサー!?…お前!!『剣聖』アーサー・エルフリートに教えてもらってたのか!?」


…剣聖?

 アーサーおじさん、やっぱりすごい人だったんだ。


 エレンはまだ、自分の強さを確信していなかった。そして、その強さが、旅の足止めになることも考えていなかった。なぜなら、彼は外の世界を今まで知らず、常人の力量を知る機会がなかったためだった。






些細なことでも構いません、ぜひ感想を書いていただければ嬉しいです^^


評価もよろしくお願いします^^

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