ファイル・002
協定世界時刻2475/12/28/10:00
記録開始
‹第六指揮機より許可、解析機ではない当機が、どこまで解析出来るか、›
そう思考し、復興中の町を歩く。
「あ!アーサー!おはよ!昨日ぶりだね!」
‹データ確認、、、該当、個体名エマ、›
〈【返答】おはようございます。〉
「昨日から気になってたけど、何か返事が機械的じゃない?」
〈【回答】当機は機械、機動兵隊です。〉
そう返答すると、不満そうにエマが返してきた。
「そっかぁ、じゃあアーサー、私の家にきてよ!」
〈【回答】目的が不明、拒否する。〉
「いや、うちのお母さんがお礼をしたいんだって!」
‹お礼?›
〈【疑念】当機は貴殿に感謝される様な行動は
行なっていない。〉
するとエマとか言う娘が当機の腕部を引っ張る
「いいから来てってば!」
〈【回答】拒否する。〉
「いいから!」
エマとか言う娘が更に強く引っ張る
ガコン!ジャキッ!
すると装甲の何処かしらが引き攣って起動したらしい。
予備長剣が出てきてしまった。
「〈、、、、〉」
すると更に装甲をガチャガチャ弄る
ウォン、ガキョ!
今度は軽機関銃が出てくる。
「!!!」
〈【通告】当機は玩具ではない、〉
ガキョ!ウォン、ジャキッ!ガコン!
そう通告後、当機が予備長剣、軽機関銃を格納すると
「おおお!もっかい!もっかい!」
〈【却下】申請は通らない。〉
「むー、けち!」
すると、道の先から悲鳴が聞こえた。
「あっ!引ったくり!」
〈距離135m、秒速2.5mで走行、射程範囲内、〉
ガコン!ウォン!
腕から小型狙撃銃を展開する
〈【展開】小型狙撃銃SR-12、〘発射〙〉
バァン!
すると、かなり遠かった男の足を掠めた。
〈排莢、次弾装填、次は外さない、〉
ガチャン
「待って!殺しちゃ駄目!」
エマとか言う娘が止めてくる
〈!〉
バァン!
しかし、娘が止めようと腕を揺らされため、
男のふくらはぎに命中、男が転び、男は周りの人間に
取り押さえられた。
〈、、、【格納】小型狙撃銃SR-12〉
ガコン、
当機はエマとか言う娘を問いただす
〈【質問】何故止めた。〉
その娘が答える
「確かにあの人は悪い事をしたけど、
いくらなんでも窃盗だけで人を殺しちゃ駄目だよ、、」
〈、、、善処する。〉
するとエマが腕を引っ張る
「ほら、行くよ!」
〈、、、〉
「、、、びくともしない、、アーサー重くない?」
〈【回答】突撃機は機動兵隊中で最も軽量な戦闘機体である。〉
「、、何ニトあるの?」
‹ニト、この世界において重量を示す単位、
1ニトはおよそ1.2kg、、›
〈【回答】当機は約110ニト(約132kg)である。〉
「重っ!」
〈【抗議】重撃機は約520ニト(約624kg)。
当機は軽い方である。〉
「どっちも結局重いよ!」
協定世界時刻2475/12/28
記録終了




