ファイル・001
機体番号 SE2-AS284機
協定世界時刻2475/12/27/13:40:34.5
定期記録開始
独立巡回警備部隊
第六指揮機隊、二番指示機に
緊急指令、哨戒機が、
警護契約下にあるライズ王国に
種族名、飛竜の群体130体、
飛龍2体、
計132体が攻撃しているのを検知、
座標的に最も近い我等
第六指揮機隊二番指示機所属の部隊に指令、
そのうち戦力のおよそ10%が出撃、
守護機20機
狙撃機12機
治療機7機
突撃機40機
対空機15機
通信機3機
哨戒機3機
計100機出撃、
協定世界時刻2475/12/27/13:52:24.8
ライズ王国に到着
飛竜の群体に攻撃開始、
協定世界時刻2475/12/27/14:10:31.7
戦闘終了
被害報告
死者4830名
守護機2機
狙撃機1機
治療機1機
突撃機7機
対空機3機
通信機1機
哨戒機0機
合計15機全壊、
全壊要因、飛龍の自爆〘龍命破壊〙
に巻き込まれ全壊。
後ほど失った機体データを第六指揮機に送信、
製造機に製造を依頼、
第六指揮機より通達
機動兵隊を数機残し、
巡回に戻る、
該当機体番号
SE2-GU172機
SE2-EP143機
SE2-AS284機
以上3機が、ライズ王国に常駐、
データ破損
〈【報告】こちらSE2-AS284、対象の殲滅を完了。〉
無機質な声でのいつも通りの報告
〈【確認】対象の殲滅を確認した、SE2-AS284機、
戦闘形態の解除を承認〉
同じ様な無機質な返答
〈【了解】戦闘形態解除〉
その声と同時に、
対生物切断用振動刃
Un アン
Bio バイオ
Vibration バイブレーション
Sword ソード
通称、UBVSに
変形していた腕が元の形に戻り、
仰々しい加速装置や機動装置
等が格納される。
〈【通信】これより帰還、、、〉
そういいかけたSE2-AS284機は、
自身の簡易探知装置に生命反応を検知した
〈、、、【報告】生存者確認、救助する〉
ガッ
SE2-AS284機は、
重そうな瓦礫を軽々と持ち上げてしまう。
メキメキメキメキ
「、、、誰?」
〈【確認】人間の女性、年齢は10代、
14〜15歳と推定、外傷無し、内部の損傷は不明、
治療機に引き渡す〉
そういいSE2-AS284機がその女性を抱き上げた。
‹目標地点、200m先›
そう思考するSE2-AS284機に、その茶髪の女性、
いや、女の子と言うべきか、
その人のが話しかけた。
「あの、貴方の名前は?」
‹「名前」、人間の間で使用される、
自身の名称を示す単語答える義理も無い›
〈【回答】当機は機体番号SE2-AS284〉
何故か思考とは真逆の返答をしてしまった事に、
SE2-AS284機は疑問を抱く
‹?›
そうやって思考していると、人間が答える
「私はエマ、名前、、無いの?」
〈【疑問】先程回答した〉
‹名前なら先程、回答したはず、何故?›
「何か、名前が固いね、あだ名付けて良い?
えーっと、、」
‹錯乱、未回答にも関わらず、
勝手に思考し始めた、何故?›
困惑するSE2-AS284機を置き去りに、
エマが笑いながら言う
「エスイーツー、エーエス、ニーハチヨン
ニーハチヨンとか?」
〈【理解不能】却下する〉
「お気に召さなかった?じゃあ〜、、」
‹困惑何故諦めない›
「エスイーツー、エーエス、ニーハチヨン、、
エーエス、エーエス、、A、S、、ARTHUR、
アーサー!アーサーはどう?」
‹アー、、サー、、›
無機質な目に、僅かに光が差した
〈【承認】当機、SE2-AS284は、アーサーと名乗る〉
「気に入った?やったぁ!」
‹??破綻、困惑、何故受け入れる?›
SE2-AS284機は、思考し、1つの結論に
達した。
‹理解、これが、人間固有言語、『心』、、『感情』、、›
〈【報告】、当機、SE2-AS284は、、、〉
その日、機動兵隊の一機が報告を上げた。
〈第六指揮機に報告
これより、当機は『人間固有言語、心の解析』を行う。
許可を求める。〉
ジージー
〈【確認】こちらは第六指揮機。確認を行う。貴機は解析機か?〉
〈【否定】当機はSE2-AS284、突撃機。〉
〈【再確認】突撃機が解析を行うと?〉
〈【肯定】その通りである。〉
〈【了】解析機を派遣〉
〈【拒否】解析は当機が行う〉
〈【通告】貴機は突撃機、解析は解析機が行〉
〈【通告】拒否する。〉
数瞬の間、
〈【承認】『人間固有言語、心の解析』は、貴機、SE2-AS284に一任する。〉
第六指揮機は、、許可を出した。
記録終了




