第2章 第10話: 「共闘の火──教育再編、始動す」
【翌朝/本校・会議室】
学園長、教育審議官、生徒会幹部、そして――ゼロ組代表が一堂に会する。
空気は重い。だが、張り詰めてはいない。
そこにあるのは、「次へ進もうとする緊張感」。
学園長:「昨日の“非認可授業”――正式に、“教育活動”と認めます」
副会長(ギリッと歯を食いしばる):「……ですが、校則は無視されたままです」
生徒会長:「……だったら、変えればいい」
一同が息を呑む。
生徒会長:「校則は“秩序を守るため”にある。
でも、それが“生徒の命を殺してる”なら、それは“本物の秩序”じゃない」
「今こそ、“教育そのもの”を見直す時期だ」
ライガ、席を立ち、前に出る。
「俺たちは、ただのスラム落ちだった。
けど――“学ぶことの意味”を、自分たちの手で見つけた」
「だから、これからは“俺たちが提案する”。
次の学校を、次の教室を。誰も見捨てない、未来を」
【提案:ゼロ式授業モデル】
授業に「感情共有」要素を組み込む
成績だけでなく「成長記録」「自分自身の評価」を取り入れる
教師だけでなく「生徒も授業を構成する権利」を得る
学園長:「破壊ではなく、提案によって変える。
……素晴らしい。では、試してみよう。
この春から、本校に“ゼロ組式モデル”を導入する」
【放課後/ゼロ組仮教室】
アミ:「これって……もう私たち、“ちゃんとした教師”じゃん」
ナギ:「教室奪われたのに、最後には本校まで動かしちまったって、すごくね?」
ヒビキ:「やべぇ。逆転ってレベルじゃねぇ。これ、革命だよ」
EDU:「感情データログ、最高潮ですぅぅ!!✨
皆さんの“学び”が、システムではなく“人の心”を動かしました!!」
【生徒会室】
副会長(机を睨みながら):「……負けたわけじゃない。まだ、完全には」
生徒会長(微笑):「いや、“勝ち負け”じゃない。
僕たちも、“学ばされた”んだよ」
次回:
「ゼロ組、新学期へ──“次の学び”が始まる」
そして、再び動き出す“影”――教育委員会上層部の黒い手が忍び寄る!




