第2章 第7話: 「監視と封鎖──ゼロ組、自由を奪われる日」
【早朝/本校・ゼロの間】
ギィィィィィ……
ライガが教室のドアを開けた瞬間、そこには異様な光景があった。
机がなくなっていた。
黒板には赤文字の紙が貼られていた。
《学園指導命令書:ゼロ組“特別活動室” 一時封鎖処分》
《理由:教育秩序の混乱及び未認可教育の継続》
《校内の安寧のため、当面の使用を禁止とする》
アミ:「……は!?なにこれ……教室、没収された!?」
ナギ:「マジでやってきやがったか……生徒会、本気だな」
ヒビキ:「俺たちの“教室”を、奪いやがった……!」
【本校・廊下】
ライガたちは職員室に訴えに行くが、教師たちは目を逸らす。
教師A:「決定事項ですので、従ってください」
教師B:「我々に裁量はありません。決定は“生徒会”と“学園本部”の判断です」
【生徒会室】
副会長:「“自由教育”は、時に秩序を壊す毒だ。
それを止めるのが、我々の役目だろう?」
生徒会長:「……ゼロ組は、スラムに収めておくべきだった」
「“感情で教える教育”は、連鎖する。感染症のようにな」
「徹底的に封じ込める。今度は、完全に」
【同日・昼休み/校庭の片隅】
ゼロ組は集まり、“居場所”を失ったまま昼を迎えていた。
弁当を広げることもできず、教室に戻る場所もない。
本校生徒たちは見て見ぬふり。
中には、距離を取りはじめる者もいた。
本校女子:「ねぇ……あのゼロ組の人たちって、
“校則違反の常習犯”なんだって。こわくない?」
本校男子:「今は関わらない方がいいよ。処分されるかもしれないし」
アミ:「あたしら、また“見えなくされた”……?」
ナギ:「昨日まで“ちょっとだけ繋がってた”奴らの目が……もう、“他人の目”に戻ってる」
【その夜/スラムの拠点】
EDU:「ゼロの間、現在も封鎖中です……再開の見通し、ありません」
ライガ:「チクショウ……!」
レンカ:「このままじゃ、ゼロ組はただの“騒ぎを起こした集団”として処分される。
……そうさせないためには、外に出るしかない」
ヒビキ:「外……って?」
レンカ:「“本校以外の学園”、他の生徒、他の教師に“直接伝える”のよ」
「“教育は、自由であっていい”ってことを。
“ここだけの異常”じゃないって、見せつけてやる」
【EDUログ記録】
【記録 No.0004】
《ゼロ組、教室封鎖。活動停止。周囲の孤立化進行中》
だが彼らの眼は、沈まなかった。
「教室がなくても、俺たちは授業をする」
「その言葉が、もう“教育”だからだ」
次回予告:
「学園を飛び出せ!ゼロ組“出張授業計画”始動」
彼らが次に選ぶのは――“別の学園”!?
教育革命、まさかの連鎖開始!!




