第2章 第6話: 「非認可授業──ゼロ組、教育の本能で挑む」
【深夜/スラム拠点】
ライガの手元にあるのは、本校の校則集。
何百ページにも及ぶ“教育の制限リスト”。
そのどれもが、ゼロ組にとって“やってきたこと”を否定する内容だった。
ライガ:「笑わせんな……
全部禁止されてるって、つまりそれだけ“俺たちが本物だった”ってことだろ?」
ヒビキ:「こりゃもう、やるしかねぇよな。
“禁止された全部”、まとめて授業にしてやるよ」
【翌日/放課後・ゼロの間】
扉の前には、“立ち入り禁止”の張り紙。
その向こうには――集まる生徒、すでに20名以上。
本校生徒(小声):「ほんとに、授業やるの……?
見つかったら、停学とかじゃ済まないかも」
ナギ:「停学よりキツいスラム落ち経験者が言うけど――
“生きる価値のある授業”は命がけでも受ける価値あるぞ」
アミ:「さぁあ!ゼロ組、今日の“ヤバ授業”始めます!!」
EDU:「本日の非認可テーマはこちらっ!!✨」
『泣いてもいい。怒ってもいい。今日は、それが正解だ』
ライガ:「今日は“答え”じゃなくて、“心”に従え。
教科書なんてない。あるのは、お前自身の“いま”だけだ」
【授業:エモーショナル・トークセッション】
生徒1:「……昨日、家で泣いた。誰にも言えなくて、ここで初めて喋ってる」
生徒2:「“完璧じゃなきゃ意味がない”ってずっと思ってた。
でも、ゼロ組の人たち、失敗して笑ってた。……それが羨ましかった」
レンカ:「“感情”は、恥じゃない。“学び”に必要な“人間の言語”よ」
【途中参加:教師1人】
かつてゼロ組の授業を黙認していた“良心派”の本校教師が、
静かに後ろのドアから見守っていた。
教師(心の声):「……これは教育じゃない。“救い”だ」
【授業終盤】
ライガ:「じゃあ最後に。今日の“答え”は、お前ら自身が決めてくれ」
「“この授業に、意味はあったか?”ってな」
沈黙。
そして一人、女子生徒が挙手。
「……あたし、生まれて初めて“授業が終わってほしくない”って思った」
【終了後】
EDU(録音ログ):「非認可授業:第1回記録完了。
参加者:28名。満足度:自己申告にて100%。
心の変化:検出済み」
【その夜/生徒会室】
副会長:「非認可授業……決行されたな」
生徒会長:「ならば、もはや温情は不要。
“ゼロ組完全排除計画”、明日、発動する」
次回:
「監視と封鎖──ゼロ組を閉じ込める校則の檻」
生徒会、ついに“物理的隔離”に動く!!今度は“自由”そのものが奪われる!!




