表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/66

第2章 第4話: 「授業2回目──言葉の壁を超えろ!」

【3年D組/午前の授業時間】


ホワイトボードに書かれた本日のテーマ:


『あなたの好きなものを、誰かに伝えてみよう』


本校の生徒たちは顔をしかめた。


「好きなもの……?何の意味があるの?」「そんなの、プライベートの話でしょ」


だが、ライガが一言。


「“好き”を言えない奴は、きっと“嫌い”も言えない。

だから黙る。そしたら、誰とも“繋がれない”」


「だから、今日はお前たちの“声”を聞きたい」


【授業開始】


アミがトップバッター。


アミ:「あたしの好きなもの?

“チョコと寝ることと、EDUのヘンなとこ!”」


EDU:「ひぃぃっ!?私は教材ですのにぃぃぃ!」


ナギ:「あー、俺は“風呂あがりの牛乳”と“ひとりの時間”かな」


ヒビキ:「筋トレ。あと、誰かの限界をちょっとだけ破らせる瞬間」


本校生徒たちは最初は沈黙していた。

でも、ふとひとりが口を開いた。


本校女子:「……紅茶。祖母と一緒に飲むやつ」

「……今は、もう一緒には飲めないけど」


空気が変わった。

ひとつ、またひとつと、“好き”が語られていく。


「星が好き」

「昔のアニメ」

「制服のリボンがかわいいと思うとき」

「静かな図書室の匂い」

「誰にも言ってないけど、歌が好き」


ライガ:「ほらな。

これだけで、今日この教室は“ひとつの言葉”で繋がった」


「教科書にはねえ。でも、ここに“学び”がある」


【放課後/生徒会室】


副会長:「……このままだと、ゼロ組の“授業”が染み込む。

“本校の秩序”が崩壊するぞ」


生徒会長:「対応は決まっている。

“学則”の力で、彼らを封じる。

彼らの“教育”を、“違法”にする」




次回:

「ゼロ組、校則違反で“処分対象”に!?

教育vs規則のバトル勃発」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ