第2章 第3話: 「拳を掲げた理由──ハルキ、過去との対峙」
【放課後/本校の屋上】
コンクリートに響く、足音。
鉄柵越しに広がる夕焼けの空。
そこにいたのは、ハルキ。
ひとり、煙草の代わりに“空気”を吸っていた。
ナギ:「いたいた、ハルキ。……オメー、授業中にやらかしすぎだろ」
ハルキ:「悪ぃ。でも、我慢できなかった」
アミ:「……ねぇ、ホントに殴ったの? 生徒会長を」
ハルキ:「あぁ、あれは……俺が“教師を守るため”にぶん殴った」
◆◆◆
【回想:1年前/本校】
本校には“脱落者”を出さない代わりに、
**“見えない排除”**があった。
ひとりの教師――夕凪先生が、
成績最下位の生徒たちに、ひそかに“心の授業”をしていた。
ハルキもそのひとりだった。
ハルキ(当時):「俺みてーな落ちこぼれが何学んだって無駄だろ」
夕凪:「いいの。ハルキくんが“自分の声”を持てるようになるなら、私はそれでいい」
その先生は、
笑ってくれた。
怒ってくれた。
居場所をくれた。
……でもそれが、生徒会の目に留まった。
生徒会長(当時副会長):「“非公式な教育活動”は禁止されている。
あなたのやっていることは、ただの“情”です。教育ではない」
夕凪:「それでも、この子たちを見捨てるわけにはいかないわ」
次の日、夕凪先生は突然“辞職”させられた。
その理由は「非効率な教育への偏重」――。
ハルキは、抑えられなかった。
生徒会室に乗り込み、
怒りのままに拳を振るった。
ハルキ:「教育ってのは、結果のためだけにあるもんじゃねぇ!!」
ドガァァッ!!!
その拳が、生徒会長の頬を貫いた。
【結果】
ハルキ、スラム送り。
その後、先生は消息を絶った。
◆◆◆
【現在/屋上】
ハルキ:「俺は……あの時、ただ“守りたかった”だけだ。
でも……結果として、何も守れなかった」
ライガ(登場):「いや、違う。
あの拳は、今も誰かを守ってる」
「だってその拳がなかったら、今のゼロ組に“拳で語れる教師”はいなかった」
ヒビキ:「だからまた振るえよ、今度は“学ばせるため”にな」
アミ:「ってことで、明日も授業よろしくな、先生!」
【その夜/生徒会室】
副会長:「あの男……生きて戻ってきたとはね」
生徒会長:「いいだろう。
もう一度、正しさを“拳で”教えてやる」
次回:
「授業2回目:言葉の壁を越えて──“心”で伝える回」
+生徒会、“ゼロ組封じ込め計画”始動!?
どうでしたか?ハルキの過去。そしてこれからの展開!!
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