第2章 第2話: 「最初の授業──そして、因縁は燃え上がる」
【本校・3年D組 教室】
「起立、礼、……着席」
担任の一声で始まった、ゼロ組初日の本校授業。
だが、空気は凍っていた。
ゼロ組は教室の片隅に追いやられ、
本校生たちは、まるで「異物でも見るような視線」を向けている。
アミ(小声):「ねぇ、誰も喋らなくない?空気冷凍してる?」
ナギ:「本校あるある。“静か=優秀”って思ってんだろ」
ヒビキ:「でも今日はウチらの授業ターンだぜ。派手にぶちかまそうぜ」
【黒板に貼られたプリント】
《特別プログラム:ゼロ組による“交流型体験授業”》
テーマ:「他者を知る。自分を語る。」
ライガが、前に出た。
「よぉ。本校の皆さん、初めまして。スラムから来たゼロ組だ」
「今日は、“自分の話”をしようと思う。
俺たちがどうやってここに来たのか。何を学んで、何を手に入れたのか」
本校生の一人(高飛車な男子)が冷たく言う。
「語る前に、まともに勉強してから来てくれよ。
こっちは忙しいんでな」
その瞬間、ガタンッ!と音が鳴った。
後方で椅子を蹴り立ち上がったのは――ハルキだった。
「……おい、そこのガキ。誰に口きいてんだ」
空気が変わった。
本校男子:「……は?誰?」
ハルキ:「覚えてねぇか……?
そりゃそうだよな、“昔殴られて病院送りになったあの会長さん”は、もう何も言わねぇもんな」
ザワ……ザワザワ……
本校生徒がざわめき始める。
「え……?あの人が会長を……?」
「まさか、あの“反逆事件”の当事者……!?」
ヒビキ:「ちょっ、おいハルキ!今は“授業”だろ!?」
レンカ(小声):「でも……これは、止められない」
扉が開く。
現れたのは、真紅の制服――生徒会長。
「……随分と懐かしい顔がいるようだな」
ハルキ:「生徒会長。久しぶりだな。
あれから、何人スラムに落としてきた?」
生徒会長:「君は、まだ“間違い”に気づかないままか。
あの時も今も、君は“正義を履き違えている”」
ライガが間に立つ。
「おい、今は授業中だ。
言葉でぶつかるなら、“それも教育”だが――
“また誰かの声を封じようってんなら、今度は俺が殴るぞ」
会場、一瞬沈黙。
そして――本校生のひとりが、ふと口を開いた。
「ねえ……聞いてみたい」
「“スラムでの授業”って、どんな感じなの?」
アミ:「よっしゃああああ!!!第一問!!“初めて笑ったのはいつだ選手権”スタートだー!!」
ナギ:「俺、6歳のときにEDUが凍って転んだの見たとき!」
EDU:「うぅぅ……それは忘れてくださいぃぃ!」
笑いが、起きた。
わずかだが、確かに“本校の空気”が動いた。
次回:
「ゼロ組授業、初の“笑顔”が生まれた瞬間」&
“ハルキと会長”の因縁、ついに正式勃発!!
明日も楽しみに待っててねー!!!!




