表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/66

第2章 プロローグ「革命の火は、消えていない」

時:討論会から数日後】

【場所:学園本部・教育審議会会議室】


白い壁に囲まれた円卓の会議室。

中心に座すのは、“無冥学園教育統制局”の局長。

その周囲には、審議官たちの冷たい視線が並ぶ。


局長:「ゼロ組──彼らの教育活動は、もはや“ただの異端”とは言えない」


「現場からの報告では、“教育回復率”は予想を超えて高い。

それは誤算であり、同時に……可能性でもある」


審議官A:「だが、あの集団は学園の規範を逸脱しています。

勝手に教室を作り、秩序を乱し、教師にすら反旗を翻した」


審議官B:「感情に寄りすぎた教育は、長期的には崩壊を招く危険性もある」


局長は指を組み、薄く笑う。


「──だからこそ、試す価値がある」

「ゼロ組を、“実験教育モデル”として本校に招致する」

「名目は《交換教育研修》。だが実態は――“最終評価”だ」


◆◆◆


【同時刻/スラム側:ゼロ組仮設教室】


EDU:「緊急速報ですっ! ゼロ組に……ゼロ組にっ!

《本校転入の特別招待状》が届きましたぁぁぁ!!✨」


アミ:「えっマジで!?スラムから出れるってこと!?」


ナギ:「まさか、正式に“認められた”ってことか?」


レンカが書類をじっと睨みつける。


「……違う。これは“表彰”じゃない。

“生存試験”よ。これは、“教育の答え”を試されるステージ」


ライガ:「試されんのは上等だろ。

……だったら、また“授業”してやるよ。今度は──学校そのものに、だ」


ヒビキ:「派手にいこうぜ。ゼロ組、出張授業ってやつだな」


セイナ先生:「……ふふ。いよいよ、“革命の火”が本校にも届くのね」


◆◆◆


【夜/EDUログ記録】


【記録 No.0002】

“ゼロ組、本校へ。教育とは何かを問う旅、再び始まる”


「教室に、境界はない」

「教える者と、学ぶ者がいる限り、それは“学校”だ」



これまで第1章をお読み頂きまして有難うございます。

第2章については、需要があればまたキーボードを叩いてみようと思います。

第1章をご愛読頂きましてありがとうございました。


※お気に入り登録・評価お願いします※

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ