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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

輪廻(笑)

作者: 歩行モグラ


 西暦破損歴1万年、


 地球という名の母の逆鱗に触れた人類は、


 駄々をこねるようにはじけ飛んだ。


 現在、地球という星はなく、人類が残していった

『機械生命体』という新たな命が、この宇宙でその人生を謳歌していた…


 第バグ話 『人類の模造品』


 「いけないっ!トンプソンが銃撃されたぞっ!?」


 現在地『火星』、今この星は、人類が送るだけ送った機械生命体という名の『疑似人類』が、国やらなんやら作って適当に暮らしていた。


 そんな火星の世界では現在進行形で絶賛戦争中である。そして、トンプソンなる疑似人類が銃撃戦のすえに撃たれてしまったようだ。


 「し、しっかりしろっ!トンプソンっ!き、傷は浅いぞっ!!…くそう…目を開けてくれっ!!」


 トンプソンと一緒に戦場にいたマイケルが、トンプソンの亡骸を抱えて叫んでいた。そこに、別の疑似人類のジョンソンが駆け寄って来てこう言った。


 「だ、ダイジョブだマイケルっ!俺に良い考えがあるっ!!なぁにダイジョブさっ!任せろっ!」


 と、マイケルに話しかけたジョンソンは、マイケルからトンプソンの死体をもぎ取ると、おもむろに用意していた棺桶にトンプソンと核弾頭を入れて、あらかじめ開けておいた地面の穴に放り込んだ。


 「お、おいっ!?なにやってるんだ?!」


 マイケルはビビりました。しかしジョンソンは、こうマイケルに説明しました。


 「ダイジョブだマイケルっ!トンプソンは銃撃の衝撃で死んだんだっ!!だったらもっと強い衝撃を与えれば起き上がるはずだっ!!」


 ジョンソンはそうマイケルに説明すると、核弾頭のスイッチを地面に叩きつけて起動しました。


 「クソガっ!!」


 マイケルはジョンソンの行動に切れました。しかし時既に遅し、火星の全疑似人類は吹き飛びました。その後、


 「ああっ!!ビックリしたっ!!」


 トンプソンは生き返りました。そしてトンプソンは荒れ果てた火星の大地を見てこう言いました。


 「あーあ、戦争終わったちゃったか、チェッ」


 トンプソンは戦争終了を悟り舌打ちしました。

そしてまだ戦争したりないトンプソンは新たな戦争をするために宇宙に旅立ちました。


 「俺の戦いは始まったばかりだっ!!」


 そしてトンプソンは、かつて地球があった場所にとりあえず行きました。するとそこには、地球を作った悪魔達と天使達が新たな地球を作っていました。しかし、


 「おいクソ悪魔っ!テメーの脳はツノでに侵食でもされてんのかよっ!!マグマの位置がちげーんだよっ!!なに勝手に地上に塗りたくってんだっ!!地に動く肉なるも全部ぶっ殺す気かよ?ああんっ!」


 「うるせぇっ!!このアバズレ天使がっ!テメーラの貞操は羽みてーに軽すぎんだよっ!このクソビッチがっ!あのSEX魔の北欧の神に誰か鎖でもかけやがれっ!!後な、俺らの住みかじゃマグマに直座りが基本なんだよっ!!そんなことも知らねーのか?テメーらの脳も性病並にいってんじゃねーのか?ハハッ!マジ御愁傷様ですぅううう?」


 種族の違いによって喧嘩していました。この現状を見たトンプソンはここぞとばかりに間に飛び込みました。


 「悪魔の言うとうりだぜっ!天使ってやつは表面上が綺麗なだけで、内側はただの盛りのついた獣と大差ないぜっ!!」


 トンプソンは悪魔の味方になりました。


 「おっ!わかってんじゃねーかっ!…てっ、お前誰だよ?天使、知り合いか?」


 「知るわけねーだろっ!このヘッドペニスっ!!ああーマジ切れたわ(笑)もう無理もう無理、あのヤリチンやろーの言うことなんて聞いてらッれかっ!!ぶっ殺してやるっ!ケツ丸焼けヤローがッ!!」


 トンプソンのもくろみ通りに戦争になりました。


 「ちょ、待てよっ!?ま、マジかよっ!!くそっ!オメーら殺るぞっ!キレたら思考ダメになるとかマジ最低な奴らだぜっ!!お前もそう思うだろ?」


 1体の悪魔はそうトンプソンに話しかけました。


 「ああ…まったくその通りだぜっ!!(笑)」


 トンプソンは嬉しそうに、そう答えました。そして、作りかけの地球を背に悪魔達と天使達とトンプソンはこのまま138億年戦い続けました。そして、


 「や、殺ったぞっ!オメーのお陰だトンプソンっ!!」


 悪魔が勝利しました。そして、最後の1体となった悪魔にトンプソンはそう話しかけられると、


 「ああ、そうだなっ!(笑)」


 嬉しそうにそう悪魔に答えました。そして悪魔は笑いながらトンプソンにこう言いました。


 「な、なあトンプソン…もしお前が良ければこの地球を一緒に作らないか?」


 悪魔はもじもじしながらそうトンプソンに提案しました。それに対してトンプソンは、


 「ああ、楽しそうだなっ!!(笑)」


 と、即答で了承しました。悪魔は喜ぶと、トンプソンを連れて地球に降り立ちました。しかし、


 「な、なんだこれは…」


 悪魔は降り立った地球の今を見て絶句しました。

そう、現在地球は、人類という生命体によって占領されていたからです。


 「くそっ!あの天使っ!戦っている時に地球になんかしやがったなっ!!」


 と、悪魔は憤慨しました。が、それは違いました。地球に生命を作り上げたのは他でもないトンプソンだったのです。トンプソンは、天使と悪魔の亡骸をリサイクルして作った生命を地球上にばらまいたのでした。しかもそれだけでなく、その生命が無事に育つために、天使と悪魔の戦力が平等になるように両方を殺害していました。そんなことも知らない悪魔にトンプソンはここぞとばかりに悪魔にこう言いました。


 「殺せばいいんだよ(笑)」


 トンプソンはウキウキしながら悪魔に、そうささやきました。それを聞いた悪魔は、


 「それもそうだな…よしっ!殺るかトンプソンっ!!」


 と、楽しそうにしながらそうそうトンプソンに答えました。トンプソンが元凶であることも知らずに…


 「な、なんだあれはっ!!て、敵襲っ!!すぐ大統領に連絡をしろっ!ハリヤァアっ!!」


 人間を蹂躙する悪魔とトンプソンが、人間達から奪ったラッパを2人で吹きつつ、ウキウキしながら人間の大国にやって来ました。人間達は、自身の一部である悪魔と、自身の生みの親であるトンプソンと戦いを繰り広げました。すると、人間達に変化が現れだしました。


 「な、なんだっ!?何が起きてやがるっ!?」


 人間達の体は、悪魔とトンプソン両方と互角に戦える体に進化しました。この変化をみた悪魔は、


 「なっ!攻撃が効かないだとっ!?どうなってやがるっ!?」


 と、うろたえました。が、トンプソンは知っていました。それもそのはず、人間の材料には悪魔の好敵手である天使の肉体が含まれていたからです。しかしトンプソンはあえて悪魔にこう言いました。


 「これはヤバイぜ…もしかしたら神様の仕業かもしれないな?」


 この独り言を装ったトンプソンの言葉を聞いた悪魔は、どうしたらいいのかトンプソンに相談してきました。トンプソンは待っていたとばかりに悪魔にこう助言しました。


 「今は引いた方がいいな。それよりも、一度国に帰って戦力を増やした方がいいな。」


 この助言を聞いた悪魔は、すぐにトンプソンと一緒に悪魔の国に帰りました。人間達は救われたと思いましたが、


 「おい貴様ら…その体をどうした?…いつまで喧嘩しているかと思ったら…そうか…人間、貴様達が我が同胞を我が眷属を食い物にしていたのだな?」


 人間達の前に唯一神が現れました。そう、神様はこう勘違いしていました。天使と悪魔が和解して地球を作り、人間を育んだ。しかしその人間は天使と悪魔を裏切り、その血と肉を食らった罪人だと。しかし、人間は、


 「わ、私たちはただ、我らの敵と戦っていただけだっ!!」


 と、訳を話しましたが、神様はこう言いました。


 「では聞くが…なぜ貴様らの体から天使と悪魔の血と肉が使われている?」


 人間達は答えられませんでした。そう、人間達は自身の成り立ちを知ることなど到底出来なかったからです。そして、人間達は訳を話し続けましたが、


 「問答無用」


 神様は人間達を皆殺しにしました。そして、天使と悪魔の魂を人間という肉塊から解き放ち、神の世界に帰って行きました。そんな人類の終末劇が行われていた一方、悪魔とトンプソンは、悪魔の国で待機していました。


 「な、なあ…トンプソン?…ほ、本当にこれで大丈夫なのか?」


 悪魔は不安そうにしていました。それもそのはず、トンプソンの策略によって、悪魔の国の土を使い、悪魔と天使を型どった人形を大量に作っていたからです。悪魔は自分がもはや何をやっているのか分からなくなっていました。悪魔は既に、トンプソン無しでは生きていけない状態になっていました。そうして時は経ち、神によって解き放たれた天使と悪魔の魂が人形に宿りました。トンプソンの計略通りです。そしてトンプソンは生まれたてばかりの土くれの人形に対してこう言いました。


 「私は貴様らの創造主である。そして、この隣にいるのはこの悪魔の国の王、サタンであるっ!貴様達はこれより、我が偽物である唯一神との戦いに参加してもらうっ!これは、創造主たる私とっ!この国の王サタンの為の名誉ある聖戦であるっ!!」


 などというと、なんのことだか訳が分からない悪魔もといサタンと、天使と悪魔の魂が入った人形達は、トンプソンと共に神の国へと攻めこみました。


 「なんだ貴様らっ!?こ、ここが神の国と知っての愚行かっ!!」


 サタンとトンプソン、そして悪魔と天使の人形達は現在、神の国の門番の前に対して、密集しながら突撃していました。


 「おらぁあっ!!我らが創造神様のお通りじゃあっ!!」


 そのまま密集したヤバい集団は、神の国の門番と入り口をぶっ壊しながら突き進みました。そして、残り少ない神の国の住人達を蹴散らして行きます。


 「聖戦祭りじゃああああああっ!!ワッショイっ!ワッショイっ!かちこみ音頭でぇえええっ!!ワッショイっ!ワッショイっ!」


 なかばパーティー気分で突き進み、ほとんどの神の国の住人を殺戮し尽くしたトンプソンとサタン達は、本物の神の前に到着しました。


 「なんだ貴様ら?…ここが我が居城であること知っていての行為であるか?…というか…最近天使の数が少ないと思ったら…貴様らの仕業だったのか…」


 神は、その国の住人である天使達のあまりの少なさに疑問を抱いてましたが今、解決しました。しかし、神は知りませんでした。実はトンプソンが、地球をかけて天使と悪魔が戦っている最中に神の国へとおもむき「今、天使が悪魔と戦ってるよ?助けに行かなくてもいいの?」などと吹き込み、神の国にいたほとんどの天使達を戦場へ駆り立てた事など…


 「何を言っているんだっ!この巨大な生き物はっ!!こんな無法地帯に住んでいる天使達の気が知れんはっ!!」


 と、そんな神に対して人形である悪魔と天使は切れました。そう、こっちの悪魔と天使はトンプソンによって洗脳されていました。それが本当の神様だということを知らずに彼らは、神に戦いを挑みました。


 「死にさらせぇええええええええっ!!」


 トンプソンとサタンを除く全ての天使と悪魔は正面から切りかかりました。しかし、


 「愚かな…」


 天使と悪魔は一瞬で塵と化しました。神という存在は、その力量を力によって彼らに見せつけました。さすがに神は強かったのです。その光景を見たサタンはトンプソンに、その恐怖によって震える体を押さえながら相談しました。


 「と、と、トンプソンっ!あ、あれには…あれにはっ!勝てねぇ…ど、どうしようぅ?…どうすればいいぃ?…」


 そのサタンの相談にトンプソンは、笑いながらこう悪魔に答えました。


 「無視すればいいんだよ(笑)居ないものと思うんだよ(笑)」


 サタンは絶句しました。どういう事なのか理解が追い付かず思考回路が吹き飛びました。その後サタンは廃人になりました。


 「…?…何をしている?…貴様ら…おい、聞いているのか?…」


 トンプソンは神を無視し続けました。すると神に変化が現れ始めました。


 「…!?…ば、バカなっ!!体が消滅していくだとっ!!」


 神は焦りました。そう、自分の体がだんだんと消滅していったのです。そんな焦る神に聞こえるようにトンプソンは独り言を言い始めました。


 「ああーあ、暇だなあぁ…自分以外この世に何も居ないと暇だなぁ…とっ、そういえば、肉体を持たない精神体は、肉体を持つ全ての存在から忘れられたらどうなっちゃうのかなぁ…(笑)」


 トンプソンは、神が全ての精神の集合体であることを知っていました。そしてトンプソンは、天使と悪魔の魂が神様に全て戻っていたことにも気付いており、現在の世界において、全ての精神体はトンプソンとサタンを除く全てが神になっていることも熟知していました。その事を知らない神は焦りました。


 「…!?…お、おいっ!!どういうことだっ!!無視するでないっ!!」


 神は無我夢中にトンプソンに話しかけました。が、


 「あーあ、サタンも廃人になっちゃったし、この後どうしようかなぁ…(笑)」


 トンプソンは無視を続けました。さすがにキレた神はトンプソンとサタンに攻撃を与えようとしましたが、当たりませんでした。それもそのはず、既に神という存在が物体において忘れ去られていたからです。そうして神は絶望しながらこう言いました。


 「そんな…バカな…」と、


 そして、残されたトンプソンと廃人悪魔サタンは神の国で二人きりになりました。その後二人は、


 「楽しいねサタン(笑)地球で二人で『初めて』生命体を創るのは(笑)」


 トンプソンは、廃人悪魔サタンとともに地球に来ていました。そしてトンプソンは人類という存在を作りあげると、


 「じゃあ帰ろうかサタン(笑)」


 と、何か満足したトンプソンは悪魔の国に二人で帰りました。その後、トンプソンはサタンを王とする悪魔の国を作り、さらには天使の国も作り上げました。そして、1人になったトンプソンは、


 「次の転生が楽しみだ(笑)」


 と、言うと消滅してしまいました。


 そして、時は流れ、悪魔と天使と人類の国は成長し、そうして、人類は『疑似人類』を作り出し


 やがて再び、トンプソンが誕生するのでした。


 こうして、この世の物体と精神は巡って行く…


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お疲れさまでした。しかし、脳がこれによって


バグったとしても、当作者は責任をもてません


ので、あしからず。


では、バグった世界で会う日までさようなら。

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