話すということ
悪い夢を見たらね、「話す」といいよ。
怖い夢を見た
汗をびっしょりかく程の
怖い夢を見た
飛び起きて
まずした事は
君へのLINEだった
無性に声が聞きたくて
安心したくて
泣きたくて
堪らなかった
君が以前言ってたことを思い出したから
悪い夢も「話す」と
「離す」になるから
って
とにかく
君の声が聞きたくて
「大丈夫だよ」って言って欲しくて
君はわたしの着信に
三コールで出てくれた
「どうしたの!?」
と息急いて
わたしもとにかく
君の声が聞きたかったから
時間なんて気にしてなかった
泣き声で話すわたしに
君は静かに相槌を打ちながら
聞いてくれた
それだけで
ホッとした
それから
お互いに眠くなるまでの
会話……
とろとろ とろん
瞼が落ちるまでの
夜中の三時の小声の
君とわたしの会話が始まる……
実際に大切な人に言われた言葉です。
皆さんも悪い夢を見てしまったら、身近な人に聞いてもらうことをしてみたらいかがでしょうか。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。