二階(最終階)
「よし、来たな二階」
「そう……だな」
二階ではあるけれど、若者達には汗が浸っていた。
「とりあえず、ここを攻略すればお宝ゲットだ」
「そっそうだな、ヒビっていても仕方ないし、行くぞ!」
勇気を振り絞って彼らは扉を開ける。
すると、そこには
「おお、お前さんがたが相手か、ワシの名前はクロムよろしくのう」
束の間の沈黙の時間
えっ?
少年達の目が点になる。
「あの、お爺さんがボスですか?」
「そうじゃが、口には気を付け、ワシャお爺さんじゃない、おっさんだ」
少年達は困惑する。
その間、しばし、少年達は話し合うだが、
「その隙が甘いぞ小僧」
瞬殺だった。
少年達は、気絶してるだけで死んではいない。
クロムは懐から取り出した、結晶石に手を当てて呪文を唱えて、どこかに連絡する。
「もしもし、クロムじゃ、とりあえず、こやつら、不合格じゃ、まったくもってなっとらん」
「そうですか、わかりました、できれば、転移絨毯にその子達をのせてもらいたいのですが」
「ええ、めんどくさいのう、わかった後でのせとくわい」
お礼の言葉を聞き、懐に納めるクロムはため息をつく。
「いつになったら勇者の素質があらわれるかの」
クロムはまた、二階の塔で勇者成る者が現れるのを待つ。




